« 2006年2月 | トップページ | 2006年4月 »

2006年3月

馴染んでいく「もの」

Rimg0002_3  サラリーマン生活はかなり昔のことになってしまいアタッシュケースや書類鞄は今では一切持っていないですし、ましてや一般的なブランド物バッグにはあまり興味がないため基本的に気に入ったバッグがひとつ、ふたつあればいいと僕は思っています。ただ機能的に満足させてくれるものがなかなかな無かったのでありますが、数年前に見つけたこの吉田カバンのLUGGAGE LABELのLINERトートバッグは僕にとってはこのうえなく素晴らしいものとなりました。

 とにかく雨が降ろうが雪が降ろうが気にせず持ち歩けるヘビーデューティーなPVCコーティングされたキャンバス素材でできているので割と乱暴に使っちゃう僕としては大変ありがたい。そしてトートバッグってただ放り込むだけのバッグなのでいちいちファスナー開けてということもなく、またまたずぼらな僕にぴったり。そして脇にマチがついていて、ファスナーであけると幅が二倍になるという優れもの。これは一泊二泊の旅行に行ったときに持って行くのに便利だし、ちょっと買い物が多くなってもすぐ大きくなるのでほんと重宝しております。それでいてちょっと洒落ているのだからこれは手放せませんねえ。

 今の僕の生活にはなくてはならない存在、そんな自分の体の一部ぐらいになっていく「もの」、はそうそうあるものではありません。

 

毎日はらはら

 ここのところ、高校野球から目が離せません。そんなに野球ファンかというとそういうわけでもなく、実際マトモに見るなんて多分20年以上ぶり。なんたってよく憶えているのは原が東海大相模ででてたとか、定岡が鹿児島実業でエースだったとか、そんな頃だからずいぶん昔の話。それがなぜ最近見ているかというと、ちょっとしたゲーム(ゲームだからねあくまでもゲーム・・・)に参加しているためであります。

 で、毎日結果見たり、実際にテレビで観戦しているのですがこれが熱い。昨日なんて早稲田実業応援してたら9回裏に追いつかれて15回延長で本日再試合。もう胃が痛いはじりじりして辛いはたまりません。しかもプロと違って肝心のところでエラーしたり、投げちゃいけないところに投げてヒットされたり、はたまたワイルドピッチはあるわで、テレビに文句いいまくり。「なにやってんだ!こらぁ」と柄の悪い親父そのものでございます。

 こういうゲーム(あくまでもゲームだからね、ゲーム・・・)をしながら見るとこんなに野球が面白く熱くなれるとは。勝ち負けがかかると僕はこうも燃える人だということをあらためて確認したしだいです。いやあ、たかがゲーム(あくまでも・・・・)でも・・・・(あっ東海大相模が今同点に追いついた・・)、こんな感じなんで終らないとはらはらしちゃって胃にも悪いし、何も手がつきません。僕の甲子園はいつ終るのでしょうか。

在るということ

Rimg0002_2  一昨日、父親の絵の個展を見るために鎌倉に行きました。例年この時期に鎌倉で行うために八幡様までの段葛(だんかずら)の桜も見ることができます。昨年は満開でしかも日曜日に行ったためにものすごい群集の中、大変な思いをして桜を見ましたが今年はまだ六分咲きといったところでゆったりと見物。

Rimg0007_3  満開のときはそれは見事な桜並木が続き、また人の波も続き賑やかなのでありますが、こんな感じで逆にのんびりといい風情であります。こういうところを歩いているとずっと昔からこの参道で毎年変わることなく桜は咲き続けて時を見続けているのだなあ、とふと思います。

Rimg0008_6  今が今がと、とかく思いがちなせわしない世の中でありますが、こういう自然の中に身をおくと小せえことにうだうだやってるのが人間なんだなと実感します。僕もなんかいっぱしの気になって生きておりますけど、毎年毎年咲き続けながら桜はなにも変わることなくここに在るということ、それは人として在るということとどう違うのでありましょうか。とはいえ、人は在るということを認識するよりも瑣末な日常に流されていってしまうものなのであります。だから、毎年桜を見て己の在るを確認するのかもしれません。 

中野は満開かしら

中野は満開かしら

本日は日中このブログであるココログがメンテナンスのため更新できなかったので中野の桜を。毎年これが見れる幸せ、日本人であります。

しみじみ美味い

Rimg0001_7  競馬が当たったのでささやかに近くのリーズナブルなお鮨屋さんで祝杯。綺麗な刺し盛りでございます。

 ところで最近お鮨の好みが自分の中でかわってきたなと実感。なにかというと鮪の赤身、これって若い頃はぜんぜん魅力的に感じませんでした。やっぱり鮪はトロ、中トロ、大トロと油のあるところが美味いと思っておりましたが、最近は赤身がしみじみ美味いと思うようになったのです。へえ、やっぱり年とともに味覚は変わるものなんですね。昨日も赤身を二回も頼んでしまいました。

 年をとったことをこんなことで感じるというより、この場合は素直に年をとってこういう味わいが解るようになったことを嬉しく思う今日この頃であります。

 

高松宮結果

 あはは、予想通り、完璧でございました。レースはやっぱりG2みたいなレース。体重の増減がはげしい馬多かったしね。ヨシトミは今回はちゃんと内でためていい追い出し。前走が松永の引退レースで、あきらかにちゃんと追ってなかったからね、くるならここかなと思っていたらドンピシャ。ラインクラフトはまだゆるい仕上げだったけど、格が違うのかそれでも2着。シーイズトウショウもここでは格上ということでしょ。つまり、G1としちゃゆるすぎるメンツのレースだったわけですね。まあ、オレハマッテルゼは次回は絶対視できないのはあきらかで、次はラインクラフトでいいんじゃないかなー。

 1着 オレハマッテルゼ

 2着 ラインクラフト

 3着 シーイズトウショウ

 三連単 36,620円

2006春G1 高松宮記念

 さてさてまたまた始まりました。一年はあっという間ににまわる、それを感じる春第一弾G1レース、高松宮記念。でもさあ、高松宮が最初っていうのはちょっと解せない、というオールドファンはけっこういるはず。やっぱG1は桜花賞からだよなー。どうしても高松宮はG2なんですよね。

 今回はまるでメンバーもG2、G3クラス。となると予想もG1じゃない予想ということになりまして、ジョッキーも武もいないしこりゃ本命サイドじゃない結果になりそう。ということで、G1だとまったくいらない柴田善あたりも今回に限りいいかも。で、下記のような予想でまいります。

当然今回もすべて三連単。

軸1頭ながしマルチ 軸馬:11相手:05,09,10,12,13,14 各100円(計9,000円)

  
フォーメーション 1着:12 2着:09,14 3着:04,05,09,10,13,14 各100円(計1,000円)

今年もそろそろ始めないと

Basil  もう毎年恒例になってきましたバジルの栽培。気がつけば3月も終わり、もう種撒きの時期でありました。今、撒かないと夏に収穫できないのでホームセンターにでもいってこないといけません。

 昨年はバジルとルッコラを育てまして、ブログで報告してまいりましたが今回はバジルとイタリアンパセリ、あともうひとつなにかを育てたいと思っております。これは実際に料理に使えるし、毎日の成長を見ていくのはとても楽しいし、しかも癒される。もう一石二鳥というか三鳥といってもいいぐらい楽しいのであります。苗からという手もありますが、やはり種撒いて芽がでて、といったところから始めるのが醍醐味。いまから楽しみ楽しみ。さて、土とプランターと種を準備して、今年も始めましょう!!

半年たってないのに・・・

4  お気に入りのデジタルカメラリコーCaplioR3ですが、なんともうCaplioR4がデビュー。あらあ、僕がR3買ったのは発売されたばかりの昨年10月後半、もう次がでるとは・・・なんとも複雑な心境であります。まあ、デザインはほとんど同じでスペックはR3、R4それほど大きな違いはなく液晶が11万画素から15万画素になり、画素数が500万から600万画素になっただけらしいし、それで値段は1万円ぐらい違うのでまあいいかという感じですが、でもちょっと悔しいかしらん。まあ、この手のものはすぐモデルチェンジしていくものだからしかたないですからねえ。

 実際R3の使い勝手は僕にとってかなり良いです。コンパクトデジタルとしての実力はR3ですでに十分でしょう。(たしかに液晶は弱いなーと思っていただけに、やっぱり改善されましたが画素数は500万で十分です)

 僕の持っているシルバーのボディ以外にブラックが追加ででてますが、これはちょっとカッコイイ!うーんやっぱり気になっちゃうなあ。(また競馬当てるか!!)

大変貴重なモルト入荷!!

V6010484  このボトル見てピン!きた方は相当のモルト通であります。このボトルはエドラダワー10年のオールドボトル。今から約10年前まで出回っていたものでありますが、現在のエドラダワーの味とはまったく違います。現在のボトルは正直評判あまりよくないのですが、このオールドボトルの味、出来は傑出して素晴らしい、いや10年とは思えないこれぞシングルモルトの魔術と言ってもいい逸品であります。 味はクリーミーで甘くとろけるような舌触り。深い余韻、バタースコッチのような味わい。この味病み付きになること間違いなしです。

 このハイランドの宝石といってもいい銘酒、スコットランド最小の蒸留所で年間24,000本ほどしか生産されないので、もともとあまり市場に出回りません。その上に、もはやほとんど入手不可能なこのオールドボトルがいかに貴重かが解っていただけるでしょうか。今回はこのボトル、ハーフボトルで入荷。333ミリ2本であります。当然早いもの勝ちで売り切れごめん。あるうちに飲んでおいたほうがいいですよー。

 

ただいま戻ってきまして終了

 ああ、癒された旅でありました。またすぐにでもいきたいなー。温泉はたまらんです。さあ、これから仕事仕事、がんまりますです。

網代通過

網代通過

ビュー踊り子号は窓が大きく快適。焼鳥屋夫婦はお疲れの為お休み中。もうすぐ熱海です。

お帰り

お帰り

稲取駅前のキンメ鯛の前で。

宴会

宴会

いやあ極楽極楽。海の幸これでもか!

到着

到着

稲取のおやど。絶景かな。

行ってきます

行ってきます

本日は祭日のためお休み。実は仲のいい焼鳥屋さん夫婦と一緒に伊豆稲取に行ってきます。ただいまビュー踊り子乗車中。

水と油は美味い!

V6010483_1  前にここでご紹介した某焼き鳥屋さんでのめちゃくちゃ美味い焼きおにぎりであります が、こういう食べ方もあったことを昨日思い出し初めて注文。その名は「焼きおに茶漬け」。なんで焼いて水分を飛ばしてカリカリにしたものを再度水分につけるのか、それが疑問で長いこと存在を確認しておきながら注文いたしませんでしたが以外や以外、これがけっこういけます。

 つまりこげた醤油が溶け出して茶漬けが香ばしくなるというわけで、そういえば永谷園のお茶漬けもせんべいが入ってましたな。 でよくよく考えればそれは当然のことでありまして、中国粥でも油條という油で揚げたパンのようなものを入れますし、日本だっててんぷら蕎麦はまさにそういうことです。揚げたものや焼いてカリっとさせたものを再度、汁やお茶、粥などでふやかして食べるというのは古今東西、美味しいと解っているのですね。水と油と申しますが、この場合はベストマッチなのであります。

 そしてこの焼きおに茶づけ、絶品であります。焼き鳥屋さんなのにこんな優秀な一品作っちゃっていいのか。これだけでまた酒がすすんでしまいます。閉めの一品には最高でございました。

まさに春なのだ

 いよいよ来週から春競馬G1レースが始まります。僕は実際にG1は馬券も買いますが仮想馬券の仲間というのがいまして、そこで春、秋それとダートのチャンピオンを決めるというゲームもやっています。

 これはどういうことかというと、10数人の仲間でG1を春だったら高松宮杯から宝塚記念までのレースを予想していきます。ただし仮想なので毎回一レース一万円を買ったつもりで予想し、その買い方は馬連でも単賞でも三連単でもかまわず、その一万がいくらになるかを競います。つまり、春だと9レースの合計でチャンピオンを決めるのです。また春と秋以外で地方との交流重賞のG1,つまりダートのレースも1年通じて仮想で馬券を買い、やはりチャンピオンを決めています。

 けっこうこのゲームはまるのでありまして、レース直前までに胴元(見たいな人がいる)にメールで予想を送り、翌日の月曜に結果と集計表がまた返信されてくるというなかなか手の込んだ遊びとなってまして、実は昨日は昨年秋のチャンピオンと砂王の結果発表と祝賀会が我が店ザジにておこなわれたわけです。ちなみに、わたくしは昨年秋は好調で2位となりまして初めて表彰されましてちょっと嬉しかったであります。ですのでこの春は気合入れていきたいと思っております。

 さて、G1は来週からなのですが今日は阪神大賞典というG2があります。このレースにあの有名馬ディープインパクトが登場。当然大人気でしょうが休み明け初戦がどうでるか。これは見ものであります。出走頭数も少ないのでここはケンするか(専門用語で馬券買わないで見ているだけの事ね)買っても小額で遊ぶのがいいレース。 で、僕はディープともう1頭穴でファストタテヤマの2頭軸マルチで紐5頭の馬券だけを買っておこうかとおもいます。

軸2頭マルチ三連単 2番ディープインパクト、5番ファストタテヤマ  紐 1,3,7,8,9

         100円づつで合計3000円

 まあ、普通に考えればディープの頭固いだろうけどねえ、それじゃあたいしたオッズつかないのでディープがひっくり返って2着か3着でという狙いであります。

 さてさて前哨戦どうなりますか。

春の到来

Debussy 刻み続ける時間。それは今一瞬、一瞬をあっという間に過去にしてしまう流れなのでありましょうが、その時間がまるで流れを止めたかのように、空気の微粒子までが動きをやめそこに点描画のように刻印されたような、35年間経った今も瑞々しく鮮やかに甦るピアノの録音があります。

 アルトゥーロ・ベネゼッティ・ミケランジェリ、彼が残したこのドビュッシーのイマージュ(映像)は僕にとって中学の時に受けた鮮烈な印象は今も変わることなく、そしてこのイマージュはミケランジェリの演奏でなくてはならない(他のピアニストではいけない)、ものになっています。思春期に聞いたために音楽とともに胸の奥底に刻み込まれてしまったその当時の空間、香、印象、光はミケランジェリのこの録音がその時間とともにそこに存在する一切を封じ込めたように、このイマージュによって今も甦ってきます。

 静寂の中から立ち上がるミケランジェリのピアノのタッチは神秘であり、その繊細さはまるでシルクの肌触りのように音が滑らかに流れていきます。ある意味、このピアニストは常軌を逸した神経の持ち主だろうと思わせるぐらいの神経の細やかさが全体を覆っている演奏であり、ミケランジェリのために作られたのではないかと思わせるぐらいにこのイマージュは孤高の輝きを、この21世紀でさえ色褪せることなく放っているとおもいます。 

 水面に春の日差しがきらきらと反射し、そよ風で微妙に揺れる水の動き。僕の中ではドビュッシーのこの曲を聴くといつも浮かぶ光景であります。その水面に羽虫がとてもささやかで静かに飛んでいることで陰影に微妙に変化があるように、そんなミクロの単位での動きがこのミケランジェリのピアノから見えてきます。それは冬から春になる淡い光であり、空気の質量がすこし軽く感じるような微妙な動きにすら僕には思えてくるのです。 ですので実際にはいつの季節をドビュッシーがイメージして作ったのかは知らないのですが、僕の中では冬が終わり春をつげるように風の香が変わる頃になると無性に聴きたくなる音楽なのであります。

 今年もこのCDを無意識にとりだしていました。もう季節は春になっていたのですね。

僕は違う・・と思う

 春になると。いや春だけじゃないのです、子供の頃から決まって季節の変わり目になるとくしゃみが連発、止まらない。 でもそれは当たり前のこと。小学生の時にアレルギー反応が7つだか8つでて典型的アレルギスト(造語)のため日常茶飯事なのであります。

 だから・・・・花○症ではありません。

 この季節、鼻水も止まらない。仕事やっていても自転車乗っていても止まらないときは止まらない。 でもアレルギストですから気にしませんったら気にしません。子供の頃から当たり前のことですから。

 だから・・・マスクは絶対にしません。

 風が吹くとなにかが目に入って痒い、体も痒い。ああ、温かい風とともにこのむずむずした感じがたまらない。 でも寝汗かいても痒いときは痒いし、蚊に刺されたって痒いわけだから別にどうってことありません。

 だから・・・ゴーグルも目薬も痒み止めもなんにもなくったって平気です。 

 最近、胸が苦しくて、苦しくて、夜になると咳が止まらず眠れません。別に恋に落ちて胸が苦しいわけではなく、エヘン虫が喉にいすわっていていたずらをします。春になるとエヘン虫はよくでてきます。 でもそれこそ恋にでも落ちれば苦しくて夜も眠れなくなるのだし、眠れない夜と雨の日には忘れかけていた何かを思い出すためにもいいのでしょう。

 だから・・・大騒ぎはいたしません。ええ、しないったらしないのですわよ。

 僕は絶対に違う、違うはず・・・・どうってことないやい・・・・えい、ちくしょう。

 えっ、いいかげんに認めろって?

お茶をひく

 年に一回あるかどうか。その日が昨晩でございました。お茶をひきました。って隠語なんですけど、つまりお客が一人もこなかったという意味。その昔、客がつかなかった遊女が客のためのお茶を石臼で挽いていたところからそういうらしいです。まあ、この言葉は隠語なんで通常使ってはいないのですが、普通に使っていて語源がわからないという言葉も今はけっこうありますね。

 例えば抜き差しならない。抜く、差すは刀を鞘から抜くことも差すこともならない、つまり窮地に追い込まれどうしようもできない様をあらわしているわけです。しかしこれは遊女の隠語としても使われていたらしく、抜き、差し、ならない関係、(想像力をはたらかせてくださーい)というね、ちょっと艶っぽい意味もあったらしいです。

 本来日本語にはこういう言葉遊び的な想像力や、ユーモアが日常の会話にいっぱいあったのですね。古典落語はまさにその宝庫でありましょう。現代はそういう余裕すらないのかなあ。言葉を縮めたり、変な発音したり、本来の意味と間違って使う、ということは頻繁にありますが、なにかを示すのに上記のようなウィットのある言葉の使い方なんていまやできないのはなにか寂しい気がいたします。

 こういうことは想像力があるからこそできるはず。あまりに情報を受けるだけになってしまって自分から発信できない、ひいてはコミュニケーションがとれないとあっては想像力は欠如するだろうしそれって人間として豊かなことなのでしょうか。 現代人って江戸の人々より物質的には豊かでも精神的には貧しいのかもしれませんね。

 とお茶をひく、からこんなことをつらつらと考えちゃいましたが、やっぱりこの言葉、僕の商売ではあまり使いたくはありませんな。(今日はやだよー)

なんじゃこりゃ

Rimg0007_2 今朝、台所で見つけた何の変哲もないお酢。ね、普通の別に高級でもなんでもない米酢でしょ。

 でも側面を見てみると・・・・。

Rimg0008_3  このおっさん、こんなとこまででてるのか。米酢にこの格好でこのポーズ、口あんぐりであります。なんでも鼻つっこむ、もとい首つっこむお人でありますな。

 グラスの中には赤ワインなのでしょうが、どうせなら米酢いれてもらいたかったです。

(もはや吉本芸人の域ですな、そういえば昔さんまもぽん酢の宣伝でていたしなー)

 こういうことよ、コモンセンスがあるかないかということ。

コモンセンス

 この間書いた「これぞ浪漫」で取り上げた「ヒゲのウヰスキ-誕生す」川又一英著を読んでなるほどと感心したことなのですが、それは竹鶴政孝というニッカの初代社長であり、国産初のウィスキーを作ったこの人にはしっかりとしたコモンセンスを持っていたということ。

 コモンセンス、それを「常識」と訳すこともありますが、むしろもっと根となる通念、公共での個の秩序のある振る舞い、他人への気遣い、さらに文化や慣習までに配慮した人間としてのあり方まで含む意味であろうと思います。つまり、人としてどういう行動をするのか、どういう生き方をするのか、そういう問いが最初に自分の中にあって、そこから何かを始めていく、そういう考え方はコモンセンスと密接に結びついていくのでありましょう。

 竹鶴氏はただウィスキーを日本で作って売ればいいと思っていたのではありません。スコットランドの文化を尊敬し、愛せばこそ、当時流行していた(売れていた)ウィスキーに似せたまがいものの製造をガンと拒み、そのため値段が安くできず最初他社に遅れをとりながらも本格ウィスキーの製造で勝負をしていた心意気、それは世の中に間違ったものを認識させてはいけない、ちゃんとしたウィスキーの味を伝えなければいけないという自負あってのこと。これはみんながまがいものを作って売れているなら今はそれでいいという安直な考えをせず、こんな状況はあきらかに間違いだから将来のために今からしっかりとした本質を追求する、こういう考え方をコモンセンスとして持っていたということです。

 みんながそうだから、そうしているから、それがコモンセンスになるのではないのです。むしろ、人として、社会として、文化として、ほんとうに本質からずれない、子孫のために間違った道に導かない認識、それこそがコモンセンスではないのでしょうか。竹鶴氏を知ることで彼の生き様の素晴らしさについて考えるのですが、その素晴らしさとは日本人で始めて国産ウィスキーを造ったという偉業のことではなく、そこの貫かれている彼の頑固なまでの本質を追求する姿、愚直なまでの人間主義、そしてその考えの基礎になっているのがしっかりとしたコモンセンスなのであります。

 いまさら今の日本でなにがおこっているか詳しくは書かなくてもお解りでしょうが、コモンセンスなんて考えはないし、コンプライアンス、モラルハザードなんてことを問題にしなければいけない世の中になってしまいました。ばれなければ、見られていなければなにやってもいい、お金させかせげれば人としてどうあるかなんてどうでもいい、そんな日本になってしまったのを、竹鶴氏は天国で嘆いているにちがいありません。

 僕らはもういちどコモンセンスとはなにか、そこから始めないといけないのではないでしょうか。

百々徹 PIT INN LIVE 2006 0312

 待望の百々徹(DODO)氏のジャズライブ、新宿ピットインにて聴いてきました。リーダーのトリオを聴くのは初めてで、三枚目のアルバムが出てそちらも素晴らしい出来だったのでなにがなんでも今回は聴きに行かねばとの思いで予約までして出陣。その甲斐ありまして前から三列目のピアノの鍵盤が良く見える席に座れました。ちなみに今回のメンバーは百々徹(P) 安カ川大樹(B) John Lamkin(Ds)であります。

 さあ、どのように感想を述べたらいいのか。とにかくやられました。もう、ぐうの音もでないほど、徹底的にやられてしまい、まいったとしか言葉がでません。一発目の音が出た瞬間から空間が切り裂かれるようなソリッドさ、音が突き刺さるような絶妙なリズム、そして熱を帯びた演奏の裏にクールな制御があり、そのピアノタッチは百々氏ならではの音色で乱れることなく硬質に響きわたります。そしてあくまでもオリジナルにこだわる姿勢、楽曲はもちろん音色、フレーズ、リズムとジャズにはまだこんなに可能性があったのかと思わせる過去に聴いたことのないスタイルを貫いています。それは徹底的に、妥協をゆるさないジャズに対する敬意からくるのでしょうか、先人達がそうしてきたように先をみて今ジャズを演奏することの意味とは、また今ジャズを聴くことの意味とは、という問題をピアノを通して突きつけてきているようにすら感じてしまいます。

 ほんとうに大げさに思うかもしれませんが、これは事件です。このピアニストが日本人として存在しこういうジャズを考え演奏しているというのは凄い事件だと思うしかないです。2セット通して2時間半あまり、かなり長時間堪能させていただきましたが、まったく飽きることがない、というかジャズとしてのマンネリがない、セッションにみられるようなお決まりというのがほとんどなく、バッキングひとつにとってもアイディアがあり、ソロを渡すところでもスリリングな構成になっているわけで、とかくアバウトになりがちなジャズがぐっと引き締まりハッとする瞬間の連続なのであります。もちろんニューシネマパラダイスの愛のテーマなどでみせるバラードの美しさはまた彼のもうひとつの側面を見せ、繊細でひとつの曇りもない透明感のある音色とリリカルな表現もまた他のピアニストとは一線を画しており、弾き終わったあとに響き渡る音の余韻に観客は息をのみかなり長い静寂に拍手をしないで浸っていたのは、百々氏のピアノがそれだけの説得力があるという証拠でありましょう。

 こう書いていてもこの素晴らしさをどう伝えればいいのか、言葉のもどかしさを感じずにはいられないわけでとにかく多くの人に聴いていただきたいのです。CDも素晴らしいのですが、ライブはもの凄い完成度とまとめあげていく集中力に満ちた、本当にある意味ぶっ飛んだ凄さのあるものでありました。彼の知的で緻密なプレイの部分と熱く盛り上がりある意味狂気が潜むプレイの部分が交差していく様は目を離す隙がなくそれはスリリングでありまして、またその合間にみせる独特のユーモアにはにやっとさせられジャズがエンターテインメントであるという点にもすっと戻してくれる、ああ、これは21世紀のジャズだなあと思わずにはいられませんでした。

 ドラムのJohn Lamkinのリズムは緻密な楽曲を実にパワフルにグルーブさせ、安カ川氏のベースとともに丁々発止の掛け合いはまた目を見張るものがありました。それにしても二人とも凄腕のプレイヤーでありまして、たしかに百々氏の難曲の数々を演奏するにはリズム隊もかなりのテクニックを要求されますね。それに見事に応え、さらに度肝を抜く演奏を昨晩は披露してくれたと思います。(あれだけ難しいリズムをあの速さで弾きまくる安カ川氏のベースは凄いなあ、でもそうとう疲れただろうなー)

 いくら書いても昨晩のことを伝えきれないのですが最後にひとつ。僕はエヴァンスもマイルスもコルトレーンもタイムリーでもなく生でも聴くことはできなかった時代に生きていて不幸だと思う先輩もいるでしょうが、今この21世紀に百々徹氏のジャズを聴くことができる幸せ、喜びがあるのだと昨晩は深く心に刻みこんだのであります。(そしてその余韻とともに酩酊したのは言うまでもありません)

本日停電

本日停電

朝10時から夕方5時まで僕の住んでるマンションが工事のため停電。これは辛い。テレビ、パソコンだめ。シャワーはお湯でない、ドライヤー使えず。ほんと僕等は電気ないとなにもできないのですね。それにしてもせっかくの休みの日曜がなー。競馬も見れない。夜はジャズピアニストの百々徹氏のライブにいきますがそれまでどうしたらいいのでしょうか。

解禁になった酒

Rimg0009  お聞きになったことある方も多いでしょう。アブサンというニガヨモギをつかったリキュールです。長いことスイスでは製造を禁止されておりまして2005年に解禁になりました。19世紀にフランスで爆発的に売れてゴッホや、ボードレールやピカソなどの芸術家に愛飲され、また飲みすぎで精神錯乱まで引き起こしたといわれるいわくつきのお酒。(ただし実際にアブサンが問題なのか、酒の飲みすぎが問題なのかはいまだよくわかっていないらしいです)そんなこともあり、ながいこと各国で製造を禁止されていたのですが、多少成分をおとすことで最近アブサンがまた出回るようになりました。そのアブサン キューブラを仕入れました。ちょっと危ない香をこの機会にお試しあれ。

本当にそうしたいと思うのなら

 この仕事を始めて早4年が経ち、サラリーマンを香港駐在時に現地で辞めてからちょうど10年、時間の経つのはあっという間の気がいたします。思えば10年前今の姿はぜんぜん想像できなかったわけで、あの時の覚悟は一生香港で仕事して骨うずめたる、でしたからまさか日本の中野でお店やってるとはなあ。だから人生は面白いのですね。予期しないことが起きるし、どうしてもそっちへいかなきゃいけない時もあるし、変化に乗っていくのか留まるかの選択をしないといけない時もある。この明日何があるか、というドキドキ感というか予定調和じゃない人生っていうのが素晴らしい、と僕は思うのであります。

 なぜ、こんな話をしたのかというと、最近お店で若い人(僕も若いつもりだけどもっと若い20代後半から30代前半の人ね)からよく「今の仕事辞めたい」もしくは「なにか新しいこと始めたい」という相談を受けることが多いのです。僕はとりあえず、その年齢ならまず辞めちゃってから考えてもいいと言っちゃってますが、それは簡単に諦めてもかまわないということではないのです。つまり、前を見つめて可能性を考えたとき会社辞めたところでそれはいいのではないか、長く同じ場所にいることによって別の可能性をつぶしちゃうこともあるわけだしと思うからです。

 とにかくその20代後半から30代前半はいろいろ動いて、新しい興味にどんどん入っていって、楽しみながら自分とはなにをしたいのか、自分が熱中できることって何なのか、と自分のアイデンティティを確立するのがいいのではないでしょうか。まあこれも人によるのでしょうが、僕はこの時期に海外にいたこと(28歳から35歳)が本当に良かった。なぜなら日本では気づかなかったであろう自分の気持ちの奥を知ることができ、「誰かに何かをさせられている(とどこかで思い込んでいる)人生」から「自分の気持ちを優先してその気持ちに嘘をつかない人生」に転換することができたのですから。

 もしいまの現状を抜け出して新たな世界にいきたいと強く願うなら、予定調和じゃない世界、明日なにがおこるかわからない世界、を心から楽しめるかどうか、これがけっこう重要だと僕は思います。退屈っていうのはたいてい予定調和だからでしょ、退屈、つまらないというのだったら、勇気を持って予定調和を捨てるしかない。(サラリーマンで辞めたいといいながら口だけで言っている人たちはこの予定調和を捨てるつもりなく、ああでもないこうでもないと同じことを言い続けてますね)予想に反する結果がいいにつれ悪いにつれでるのが面白いのであって、そのときにまた自己で選択していける喜び、それを喜びと思えることが今の現状を変えていく一歩になるのです。

 保険と安定、そして予定調和を捨てるつもりならいつでも会社は辞めれるのです。

美味い酒がさらに美味しくなる秘密

Rimg0010  それはこのグラスにあり。昨日新しいグラスを三種購入いたしました。(というのもその前の日に不注意でグラス二脚壊してしまったため)

 これはリーデルというワイングラスで有名なオーストリアのグラスメーカーのものでありまして、お酒の種類によってグラスの形状を作り分けているプロフェッショナルなメーカーでもあります。

 この三種は左がブランデー用、真ん中がスピリッツ用、右がシングルモルト用となっております。どのグラスも従来の固定観念を払拭してあくまでもその酒が一番引き立つ形状を考え抜いて作られたものでありまして、ブランデーグラスをとってみてもあきらかに僕らがイメージするブランデーグラスとは違う形状をしております。右のシングルモルト専用グラスでウィスキーを初めて飲んだときはちょっと驚きでありました。まるでブレンダーになったみたいな感じで、鼻をグラスに近づけるとそれは芳醇な香が立ち上がってきまして、なるほどちゃんと考えられて設計されているのだなあと感心したのであります。また機能をとことん追求すると無駄なものがなくなりそれが逆に美しいフォルムになるという見本のようなグラスでもあります。

 ぜひこのグラスたちで美味い酒を堪能してみてくださいませ。

確定申告

Rimg0008_1  毎年この時期になるとぎりぎりまで待って土壇場でやっつける作業。まあ、やる気になれば一日でなんとかなるのでありますが、なかなかやる気がおきません。こういうことを計画的に出来る人がうらやましい。

 僕にとにかく欠けている点が計画性。思いつきでいきなり行動するというのは得意なのですが、石を積む様に一歩づつ着実にというのが苦手。子供の頃からでして、学校でみんなが同じ作業をしていると一人だけこういうやり方でもできると違う方向へいってしまうタイプでありました。かといって協調性がないわけじゃなく、あくまでも曲がりくねった道をいくのだったらぶった切って直線でいきゃあいい、という考えなのですね。まあ、そんな性格じゃあ日本のサラリーマンは務まらんですな。

 てなわけでいまだに申告書の封も切らずに睨めっこしている状況が続いております。提出期限まであと一週間あまり。さて、いつ重い腰をあげるのでしょうか。(人事みたいとはまさにこれ)

これぞ浪漫

Rimg0007_1  先日、僕の結婚の祝いにとお客様であるS氏に一冊の本を頂きました。「ヒゲのウヰスキ-誕生す」川又一英著でありまして、現在は絶版となっており、わざわざ古本屋さんをまわって探してくれたようであります。その心遣い、またこのセンス、素晴らしい!深く感謝いたします。

 さて、いただいたこの本はニッカウイスキーの創業者であり、国産初のウィスキーを造り上げた竹鶴政孝の伝記的小説であります。僕は北海道の余市工場に三回行っていて竹鶴のウィスキーを造るまでのことは多少は知っていましたがこういう本がでていたとは。シングルモルトに興味がある人はこの本を読むことお奨めですね。

 とにかく日本がまだウィスキーはどんなものかよく知らない時代、大正7年に単身スコットランドに渡り国産ウィスキーを造ることを夢見て勉強し、技術を習得していく姿には胸打たれるものがあります。今と違って渡航する日本人なんてほんとわずかな時代ですからね。それは困難を極めた後戻りの出来ない旅であったと思います。そしてその3年間にリタという伴侶を見つけ一緒に帰国して国産初の本格ウィスキー工場を北海道余市につくり、ニッカウィスキー世に出すまでの半世紀はドラマティックにしてロマンティック、これぞ夢であり、希望なんだと思いました。巷で言われている夢、希望なんて本来の奥行きのある意味を離れて安っぽいものになっていますが、この浪漫こそ僕が求めているものかもしれない。もちろんこんな大きな仕事をできるわけはないでしょうが、人生にもっと真剣に光を見出して生きなければとあらためて考えさせられました。

 先人には敬服するしかない人達がいるのです。そして歴史を学ぶ意味というのは自分が忘れかけていたその先人達が胸に秘めていた浪漫を受け継ぐことでもあるかもしれない、そう思ったのであります。

初めてかもしれない

Rimg0008  胃の調子なんですがだいぶ良くなってきたように思います。ちゃんと薬飲んでいたらやっぱり違う。胃なんてほっとけば直ると思っていたら大きな間違いでした。 昨晩も焼き鳥屋さんで飲みましたがお酒は控えめに。今朝はさほどもたれた感じがしてないのでいいですね。それでもまだ用心というわけで朝飯にこんなものを食べました。

 オートミール。こんな食べ物初めてですが、連れのお方がこういう時にいい、というので試してみることに。オーツ麦を蒸してからつぶして乾燥させたものらしく、これをコーンスープに加えて食してみました。 なるほどね、確かに胃にはやさしいかもしれない。けど、なんか餌っぽいなあ。あまり味ないし、食感もふにゃふにゃだし、お米のほうがなあ。やっぱり「お箸の国の人だもの」、ね。

マニアック

Rimg0007  「小樽雪あかりの路」の期間中(一週間)だけ走る北海道中央バスのシャトルバス。こんなチョロQ作ってどれだけ売れるのでしょうか。(まあ、僕みたいなやつがいるか)

清腸潔胃

Yamauni  中国の四字熟語で胃、腸の中をきれいにするという意味であります。すなわちお粥を食べることを指しましてエッセイストの玉村豊男氏の中国粥の文章にでてくるのですが、今の僕にはぴったり。やはりこのあたりで酷使した胃と腸を休ませて直さないといけないのかも。とりあえず、酒を控えて(でも昨晩も少し飲んだが)今晩の夕飯もこれからお粥を作ろうかと思います。ちょうどいいことにこの間九州物産展で買ってあった熊本の豆腐の味噌漬けがあるので、これはうまいお粥ができますな。この豆腐の味噌漬け、沖縄のトウフヨウともちょっとちがう、山のウニと呼ばれるもの。これ焼酎のつまみにも絶品なのであります。これでお粥をたべたらそりゃあ絶品でしょうねえ。(今日はお通し、これ出そうかな。珍味ですこれは)

清腸潔胃ってよりも食い気が勝る、相変わらずですねえ。

認めざるえない

 最近、胃の調子が悪いです。どうも暴飲暴食が祟ったのか、これでもストレスかかえていたのか、胃酸過多らしく調子悪し。でも食欲は落ちないからさらにまずい。昨日は調子悪いのわかっていてケンタッキーなんて食べてしまいあとで後悔することに。いま薬飲んで酒やめて様子見ているところ。

 それ以外にも半年前から右足のかかとがすぐ痛む。ちょっと歩きすぎるとテキメンで立ち仕事なのものでいっこうに良くならない。

 さらに体重が増えなかなか落とすことができません。昔だったらすぐコントロールできて5キロぐらい軽く落とせたのにまったくもって難しい。

 そして酒飲むとすぐ酔っ払う。しかも翌日回復するまでにえらく時間がかかるようになった。気力をもってしても無理。

 それもこれもやはりこれが40歳を過ぎたということ、すなわち男40の厄年ということのなのでしょうか。悔しいけどこれが現実。気持ちは変わらずとも肉体は刻々と変化(老化とはいいたくなーい)しているのを受け入れていくしかないでしょう。ああ、なんか寂しい話題であります。

僕がジャズミュージックを聴くようになった一枚(6)

Masuo_1   僕の高校時代の思い出、それは音楽抜きには語れません。その当時は音楽大学を受験しようと(途中で挫折しますが)ピアノを日々(いいかげんだけど)練習したり、学校ではもっぱら友達と当時流行のフュージョンに夢中になり、昼休みや放課後レコードを貸し借りしたり、楽器を弾きながら練習したり。とにかく音楽が好きで好きで飯食うより好きでたまらなかったのです。聞くレコード、レコードみんな刺激的で、新しい世界がどんどん目の前に広がっていく感じがしていました。

 時代の空気もあり、まだバブルになる数年前で日本は好景気に向かい右肩上がりで一直線の頃、少し上の大学生はみんなお洒落で今よりずっと明るい顔で道を歩いていたように思います。僕はよくこの言葉であの頃を説明するのですが、「いつも気持ちのいい風が吹いていた時代」という気がするのです。高校の放課後の陽だまりは暖かくなんて幸せに満ちた時だったのでしょうか。

 そんな真っ只中に聴いていたのがこのアルバム、増尾好秋 GOOD MORNING、彼のここでの曲、ギタープレイは実に心地よく軽やかでまさに「気持ちのいい風」を運んでくれた一枚なのでありました。このアルバムが久しぶりにどうしても聞きたくてほんとCDで再発しているのを探しまして、やっと高田馬場のCDショップで発見、昔の友人に20年ぶりにあったような懐かしさとともに購入したのであります。

 このCDで思い出すのが、高校の友人が休み時間に教室のベランダでこのアルバムの小曲 LITTLE BIT をアコースティックギターで爪弾いていた姿。ボサノバタッチの曲をさらっと弾いていた友達にちょっと羨望の眼差しで、かっこいいなーと思ったのであります。あの時もやわらかい日差しと気持ちのいい風を感じながらだったのでしょう。あんな気持ちになることはもう今ではないのですが、それでもこの増尾のアルバムを聞くと思い出がぱぁーっと目の前に鮮やかに映し出されるのです。それは僕にとってこのアルバムがまさに「青春の音楽」だからなのでしょう。

 青くさいけどなにかピュアできらきらしている、そんな空気が一瞬で蘇る箱の鍵、それが GOOD MORNING なのです。

三月のシングルモルト一本勝負は?

Rimg0001_6  今回もやはりすでに閉鎖された蒸留所のものを破格値でご提供いたしましょう。ダクラスマックギボン社プロヴィナンスシリーズのローズバンク20年カスクでございます。ローランド伝統の三回蒸留で作られる品格のあるモルトですが、1993年に蒸留所は閉鎖してしまったのでやはり樽があるうちに飲んでおいたほうがいい酒であります。

 味わいはドライでスムース、花のような美しい香とフルーティでフレッシュな味わい。まさに三回蒸留ならではのものとなっております。(通常シングルモルトは二回蒸留です)今回はマックギボンのローズバンクで。4,5年前に出回ったものですのでこのボトラーズのものも珍しいとおもいます。大変貴重なモルトでありますが、今回は2000円のところを1400円で。

 まさに文字通り「野ばら」のごとく可憐で美しいモルトをご賞味あれ。

« 2006年2月 | トップページ | 2006年4月 »

twitter

  • twitter

最近のトラックバック

2015年4月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ