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これぞ美食

Rimg0001_15  地元の人たちと一部の食通の人しか知らない竹の子が連れのお方の実家から今年も届きました。これは笹竹(または姫竹)といいまして、秋田の山奥、断崖を超えた地元の人しか入れない場所にある大変貴重なものであります。この缶詰は連れのお方のご両親が自分で収穫したのを地元の缶詰工場で自分たちだけの缶詰にしてもらったものだそうです(委託加工品とありますね)。知らなかったのですが、自分の家の缶詰を日常茶飯事で作っているとのことで、この笹竹は採ったらすぐに水煮にしないとだめになってしまい、長期保存するために缶詰に必ずするそうです。ちょっとかっこいいですねえ、マイ缶詰っていうのもね。

 ちなみにこの笹竹の缶詰、ほとんど流通にのっておらずなかなか手に入りませんがもし買うと一缶1000円ぐらいする高価な缶詰であります。聞くところによると銀座の料亭で使われるとも言われてまして、この4月から6月ぐらいが毎年シーズンであります。

Rimg0002_13  普通の竹の子とはちがったポリポリとした食感と独特の味わい。これが実に美味なんであります。これは連れのお方が御作りになった味噌漬けでありまして酒の肴には最高でした。秋田県内の人でもなかなか口にすることができない珍味を東京でいただけるというのは大変な贅沢でありましてどんな高級グルメよりもほっとする味といいますか、ありがたく思うのであります。なにしろ、僕の口にはいるまでに、あの秋田の奥深い自然の中でひっそりと自生している笹竹が、連れのお方のご両親の手で缶詰にされてこの東京まで送られてきたということがなにより嬉しいことですし、人の温かさもいっしょに詰められているわけです。旬のものを食べさせたいと思ってそれを届けるって、なにか食の原点だなあと改めて思うわけで、東京でふんぞり返って偉くなったと勘違いしたシェフ(まあいろいろいますがね、最近も事件起こしたのいるでしょ)が作った料理を食べることがグルメ(食通、美食家)だとは決して思いません。人の心があってこその食だと思いますし、僕はこの笹竹をありがたくいただけることこそ本当のグルメじゃないかと思ってしまうのです。

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酒、料理」カテゴリの記事

コメント

わたくし、小学4年2学期までの北海道生活で「たけのこって細いもの」と思ってまして。それから千葉・市川に戻ってからはみなさんおなじみの太い孟宗竹のたけのこしかない生活となったのですが、しばらくなじめませんでした。この細いやつとフキなんぞを一緒に煮ると最高なんですよね。今度ゴチになりやす。

う、うまそ~。自分ちの缶詰なんて、すごいねぇ。
私が次に行くまで残ってたら、一口でいいからちょーだい♪
ごめん。おねだり下手で。

たぬさん、お久しぶり。僕は逆でね、太いのしか知らなかったのでこれ食べたのが連れのお方と知り合ってからなのであります。北海道では根曲がり竹というらしいね。

みゆきさん、食べてみたい?じゃあ今度おだしいたしましょう。

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