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食の感受性

Rimg0001_19  素晴らしいメロンを中野のカレー屋さんのオーナーSさんに頂きました。Sさんは北海道富良野の出身でありまして、その名もずばり「ふらのメロン」であります。果肉はご覧の通り、赤い色、味は糖度が高く甘くそして芳醇な香と、実に高貴な果物ですね。この赤い果肉のメロンはもともと夕張メロンがはじまりだと思いますが、今では大変高価な夕張メロンも最初に市場に出た時(1960年代)はこの果肉の赤色がかぼちゃに似ているということで安く買い叩かれて評判が悪かったそうです。時が変われば評価もかわりこの赤い果肉だからこその甘さは絶品ですな。

Rimg0003_3  僕はこの赤い果肉のメロンを子供の頃から食べていまして、といいますのも僕がお金持ちの子供だったというのではなく、父親の北海道の知人が毎年毎年夕張メロンを送ってくれていたのです。まだ全国的にも有名でない頃からこのメロンが届くのが楽しみで、今でもこの香と果肉の色を見ると子供の頃を思い出します。まあ子供時代の思い出が夕張メロンとはなんとも贅沢なことでありますね。

 子供時代に強烈な印象を受けた食べ物というのは一生忘れることが無いようでありまして、僕にとってはこの赤い果肉のメロンというのもその一つなのです。僕が食べ物に執着してしまうのはどうもこういう子供の頃の体験がひとつひとつはっきり刻まれているからなのでしょうか。そのひとつひとつが時々ふと思い出すかのように体から出てくる、なるほどこれは食の感受性というものなのかもしれません。ただ美味しいと思うだけではなく食にもそこから広がってくる深い世界がある、ふと思い出すストーリもある。毎日毎日、口にいれるものではあるけれど、それぞれに世界があり、そこから豊かな時間にも繋がっていく。食べ物からも感じる心、それはやはりファーストフードやコンビニのものでは養うことのできないものであるようです。

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