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2006 1111-1113 出雲松江 男たちの旅3

Rimg0025_1  出雲大社前のバス停から揺られること約20数分あまりで日御碕に着きます。このバスの中で張り紙がしてありまして、何日を持ちましてバス停留所以外の場所で乗降することをやめることになりました、というようなことが書いてある。最初なんことだか分からなかったのですが、なるほどもともとバス停留所以外の場所でも手を挙げれば停まってくれて乗り降りできたのでしょう。やはりのどかな場所でありますなあ。一緒にバスに乗っていた純朴そうな女子中学生が降りようとするとバスの運転手が「停まらないうちに動くと危ないよ」とさっと注意しましてこれまたほのぼのした光景であります。

Rimg0027_1  さて到着した日御碕は島根県の北東部、島根半島のほぼ西端の岬でありまして国立公園であります。バス停のすぐ前に日御碕神社がありまして門の横に立派な松があり、拝殿と本殿は改装したばかりらしく朱色が実に鮮やかであります。神社をでまして海岸に向かう道が遊歩道としてちゃんと整備してあり、そこから経島(ふみしま)を望む絶景の場所へ。経島はうみねこの繁殖地だそうで、荒々しい波がぶつかるその光景はひゅるりひゅるりと風が舞いうみねこ、日本海、恋に破れた一人の女、という感じであります(こっちは三人の男でしたが)。というか、火曜サスペンスの舞台みたいでもありますけどね。だいたいこういうところで崖から人が落とされ殺人があって、最後にまたこの場所になぜか犯人が戻ってきて、しかもいつからそこにいるんだという刑事が木立の陰からでてきてさ、「また会いましたね」なんて言っているのが目に浮かんでしまいます。ああ、発想力が貧困ですみませぬ。

Rimg0031_1  さて、ちょっと小雨が時々ぱらつくのですが日差しは出ていてさすが神の国、秋の山陰、海の風景は厚い雲と西日にきらきらとした波が神々しい雰囲気を醸し出しておりました。この海岸は隆起海岸がさらに波に浸食され独特の景観となっています。日本海らしいというか僕の生まれ育った葉山の穏やかな海の光景とはだいぶ違いますね。太平洋は怖さを感じないのですが日本海はなんともいえぬ怖さをちょっと僕は感じます。なんか波砕ける岩ノ下から黒い潜水服の男が上がってきそうで、というのは最近のニュースの見過ぎでありましょう。とはいえ、どこからかなぜかスチール製のロッカーが流れているのをYさんが発見して、なんでこんなところにロッカーが!とちょっと不気味でしてあの中にはきっと白い粉がはいっているのでは、とまたまた良からぬ妄想が。こんなとこまできてなにを考えているのでしょうか僕は。

Rimg0032_1  そうこうするうちに日御碕灯台につきまして、この灯台は東洋一の大きさだそうで明治36年に初点の高さ43メートル、水面からは63メートルもある美しい灯台でございました。よしゃあいいのに上まで観光客が登れるようになっておりまして、そう、ご存知のように僕は高所恐怖症でありまして下から見ているだけで十分なのですがまあ、せっかくですからとSさんも言いますし同じく高所恐怖症のYさんもしょうがないという顔なので意を決して急な螺旋階段を登ることに。

Rimg0033  ここも、出雲大社と同じく観光客は爺さん婆さんばかりでして、この方たちがまたお達者このうえない。正直びびりながらそろそろ階段あがっている僕を尻目に(まさに言葉のとおり)どんどん上にあがっていきましてどっちが年寄りだかわかったもんじゃない。最後は階段というかほとんど梯子にになっているのに、爺さん婆さんすいすいいっちゃうのよ、日本はこの人たちのおかげで今があるということがよく分かりましたです。で、その一番上の明かりを照らす部分が展望台にもなっているのでして、外を一周できるようになっている(なってなくていいんだけど)。顔面蒼白な僕とYさんはせっかくここまで上がってきたのだからと再度気合をいれて外を一周、とはいっても壁伝いにそろそろと及び腰で回りまして手すりのほうまでも行けず、外もろくすっぽ見れず、当然写真も撮れず、てな具合でもとの場所に。Sさんだけが高いところが好きだとの事で、外で手すりにつかまりながら嬉しそう。なので、僕とYさんは「ほっといてさっさとおりましょう、限界です」ということで二人で下山?。これまた、降りるのが一苦労でして下に着いたときには性も根も尽き果ててしまいました。

Rimg0035_1  僕ら一行は日御碕観光を終え、もう一度出雲大社前駅に戻りましてそこから松江までまた一畑電車に乗ります。列車の発車まで時間がありここで僕はワンセグで競馬中継を見ようとトライしてみましたがここでは入らず。ほんとワンセグって使いたいときに使えないのよね。これじゃあ意味ねえなあと思いまして、もちろんそんな時のために携帯短波ラジオを持っておりますので、出雲大社神有月の場所でご利益を期待しながらエリザベス女王杯を聞いたのですが、予想は見事にはずれカワカミの降着があり驚きましたがそれでもはずれ、という結果に。まあ、出雲まできて競馬聞いているおバカには神様もそんなことにまでかかわっちゃくれないわな。いいです、安産と世界平和で。

Rimg0037_3  とちょっとがっかり(競馬結果に)しながら電車に乗っているとなんと空には素晴らしい虹がかかっているではありませんか。しかも松江に着くころにはものすごく大きなものになっておりまして旅館につくまでの道には素晴らしいアーチがかかり僕らをまるで歓迎するかのよう。おお、これぞ神の力でありましょうか、やはり僕らはついているのでしょう、こんな素晴らしい虹を見たのは人生で初めてでありました。(神様はやはり見てらっしゃいますなあ、旅にでてまで競馬じゃないであろうとのお達しと理解いたしましたです)

Rimg0038  虹に迎えられ歩いているとあたりはだんだんと暮れてまいりまして、宍道湖畔は夕焼け空に包まれだしました。これは見事としか言いようが無い光景でありまして僕らが宍道湖畔を歩いている時がまさに日没時刻のころでありまして、これまたこの時間を狙ってきたのではないのにどんぴしゃの場面に遭遇。しかも雨が降ったばかりの厚い雲と水面に近い部分の雲が分かれ、さらにその雲の下の部分だけが切れ目となりそこに夕日が落ちてくるというなんというバランス。やはり出雲は神がかっているとしか思えない光景なのであります。

Rimg0040_3  あまりの美しさに僕らは完全に日が沈むまで見とれてしまいこの旅はまさにこの時のためにあったと言っても過言ではないでしょう。神々しいまでの夕日を見て出雲松江の旅はすべてができすぎているとしか思えないと三人とも感じておりました。僕らは神有月にこの光景の前でただただ言葉を失いなにかに導かれてここにきたのかもしれないとすら思ったのでありました。

(さて、最後は旅館での豪華な晩餐を。続く)

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