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ゆっくりと噛めば世界は変わる

 僕の食習慣がここのところダイエットのこともあって大きく変わりました。食べる量が変わったのは言うまでもありませんが、一番大きな変化は、食べる速度。これまでの僕はとにかく食べるのが早くてあっという間に口にほうりこんでおりました。こんなに食にこだわってきた割にはよく噛まず飲み込むように食べていたようであります。それでも本人はちゃんと味わっているつもりだったのですが、今ちゃんと噛んでゆっくりと味わいながら食べるようになってやはり早食いはある意味味覚が狂う要素になっていたかも、と思っています。

 これは最近のファストフードに対抗するスローフードの考え方にも繋がるように思うのですが僕が気がついたのは本来日本人の食べる速度はそんな早いものではなかったであろう、ということ。日本の食事ってご飯と魚のようなシンプルなものを少しづつ口に運んではゆっくりと噛んで食べていたのであって、大量に口に放り込んでは流し込むような食べ方ではなかったはずです。しかし、異国の食事が明治以降流入してきて一般家庭の食事まで入り込んできてからは食べるスタイルが大きく変わることによって食事時間もどんどん早くなってきたのではないか。もちろん、それは時代の流れもあってゆっくりと悠長にやっていられなくなったというのもありますし、食べる量もそれまでの日本の食事よりもはるかに多くなったでしょうし、様々な変化と要因で食べる速度は速くなってきたのだろうと思うのです。

 もちろん、今となっては個人差があり僕はとても早いほうだったわけですが一般的に見ても(外食で他の人を見ても)、冷めてしまったら美味しくなくなってしまうものが多い西洋料理を時間をかけてゆっくりとというのにも限度がありそれは当然噛む回数も以前とは変わってくるようでして、現代の日本人は食生活の変化に伴って明らかに速度は速く噛む回数は少なくなってきたようです。僕も自分が噛む回数を多くゆっくりと食事をすることに戻してよく解ったことは、よく噛めば薄味と言われるものでもちゃんと味がして美味しいと思おうということ。逆にあっという間にたいらげるような早食いでは薄味をちゃんと味わえずどうしても濃い味のものを好んでしまう、ということですね。なるほど、ファストフードに慣らされ、化学調味料の味わいで育った子供は繊細な味がわからないということを最近よく耳にしますが、これはさらに突き詰めていくと食べる速度と噛む回数にも関係があるのでありましょう。

 これは自分自身かなり反省しましてちゃんと味わいもしないでよく食のことを語っていたものだと思いました。もちろん、日本食には日本食の速度、西洋のものにはそれに適した速度というものがあり一概になんでもゆっくりとよく噛めばいいのではないのですが、こういう傾向の中でさらに飲み込むように食べる習慣が自分についていたのであり、その中でちゃんと味わって食べること、味付けの薄い濃いの本来の意味というのに気がついていなかったのは恥ずかしいことであったと思いました。しかも、それが肥満の原因にもなっていたのですからね、もっと早く直せばよかったと思うのです。ゆっくりとよく噛んで食べる、これだけで味の世界は大きく変わるということを僕は今本当に痛感し自覚しているのであります。

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