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生き様

Photo_30  マイケルブレッカーの遺作「聖地への旅」をここのところ毎日聞いています。聞くたびにあまりの素晴らしさと、これを録音する時に病気(骨髄異型性症候群、白血病)が進行していてかなり辛い状況であったのにものすごいエネルギーを感じる音に胸がしめつけられる思いです。

 57歳というあまりにも早すぎる死、これだけの才能と常にジャズという音楽の未来を見据えて演奏していた姿勢、アグレッシプでエネルギッシュな生き様、正直とても悔しい気持ちすら僕にはあるぐらい惜しい人を亡くしました。

 この「聖地への旅」は彼の叫びのようなサックスがあまりに胸に刺さり辛いぐらいに凄まじいジャズだと思いました。そしてそれを全面的にサポートしてブレッカーの迫力に120パーセントのエネルギーで応えているハービー、メルドー、メセニー、ディジョネット、パティトゥーチ、皆が鬼気迫る演奏をしており決して死ぬ前によくある枯れたようなセッションとはまるで違い、これぞ崇高な領域で成し遂げられるまさに21世紀のジャズでありましょう。なにかがぶつかり合い、鈍い音すら聞こえそうな、それでいてほんの一瞬の動きにすら皆が研ぎ澄まされた空気の中で感じあい、応えあう涙がでてくるほどの優しさがすべてに満ちている。こういう世界があると僕はしっていたから今までジャズを聴いてきたのだし、でもそれがまさかブレッカーの遺作で・・・・というのは悲しいことですね。人は燃え尽きる時になにを残していくのか。なにが生きた証になるのか。この作品は一つの答なのでしょう。

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