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最近のお勧めジャズCD(2)

Wasilewski  MARCIN WASILEWSKI (マルチン・ボシレフスキー)   TRIO      JANUARY

このピアノトリオの美しさはなんでしょうか。透明感とはまさにこのこと。ひんやりとして静謐な空気というか、そこはかとなく澄み切った静寂感というか、ボシレフスキーならではの世界がここにはあります。

 ポーランド出身の若干まだ30前半のピアニストでありますがこのオリジナリティ、ジャズというジャンルでありながら狭い枠に留まらない自由さ、そしてやはり今のジャズを体現している一人であります。

 とにかくジャズとは古臭いカビの生えた音楽のように思っている方にぜひ聴いていただきたい。そして最近の流行の曲に少しお疲れの方にも。癒しといったら手垢のついた言葉になりますが、心からしみじみと浄化されるようなヒーリング的な聴きかたもできる、そのぐらい彼のピアノは僕の胸の奥にジワリと響いてきます。ECM的といえばそうなんですが(ドイツのジャズレーベル)キースジャレットとは似ている様で違う音楽世界であります。オリジナルが中心の曲は、知的であり無駄な音が一切なく切ないぐらいにひんやりとした世界。孤独な現代の魂を音にしたらこうなった、といいましょうかポーランドの風土や文化だからなのか、ボシレフスキーでしか表現できない世界がここにはあるのです。もちろん、ジャズピアニストとしてのテクニックも素晴らしくサポートするベース、ドラムも彼の世界を十分に解っていてトリオとしてのとても幸せな一つの形(つまりボシレフスキーの世界をつくるために必要なことだけをベースもドラムも熟知してプレイしているということ)になっています。

 インテリジェンスジャズ、粋で、ある意味お洒落で現代的な音世界、僕にはこういうジャズがとてもカッコイイなあと思うのであります。

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ジャズその他音楽」カテゴリの記事

コメント

ポ~ランド出身のピアニスト~
どんな感じなんだろう

キースジャレット風なんですね~

キースとはまたちょっと違いますが、叙情的でしっとりとした感じが同じカテゴリーのピアニストでありましょうか。エヴァンス後のピアニストでしょうね。

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