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時代のからくり

Yumi  近所のブックオフ(古本、中古CD屋)で、連れのお方と物色していたら、松任谷由実の二枚組ベストアルバムをなんと950円で発見。全部で30曲もはいっているし、これはお買い得と即購入。

 なぜ、松任谷由実を購入したのか、といいますと、ただ単に懐かしかったから、というのもありますが、松任谷由実という人で80年代から90年代のサウンドを一度おさらいしよう、という意図も密かにありました。

 なにしろ、フォークからポップスへ、、時代も70年代から80年代へと荒井由実から結婚後(1976年以降)松任谷由実になり、つい最近まで歌謡ポップスの中心にいたのですから、サウンドの変遷という点でも興味がありました。

 実際、あらためて聴いてみると確かにその時、その時の流行のアレンジ、音でありますね。フュージョン、クロスオーバー全盛の頃はそう、ボズスキャッグスか、と思うようなギターカッティングで始まる曲があったり、ラテンがちょっとブームの頃はちゃんとラテン調。あと、ギターの音ね、その時代、その時代のエフェクトのかけ方、ディストーションのかけ具合や、デジタルディレイなどの当然といえば当然、流行がよくわかる。もちろん、ドラムの音もナチュラルな頃もあれば、ゲートエコー的(ドラムにリバーブやコンプレッサーなどをかけて残響音をカットする技)な音もあるわけで、もうこれでもか、という流行のオンパレード。

 アレンジもそうでね、とにかくちょっとだけ世界で流行りそうなものを先取りして、言い方悪いですがパクってくる、といった感じ。このちょっとだけ先取りというのが、ヒットするサウンドのコツなんでしょう。そう、つまり松任谷になり、旦那、松任谷正隆のプロデュースが前面にでてくるのがこういうことなんでしょう。ここが明らかに荒井由実時代と違うのでして、まさに商業ミュージックの王道を歩んだ歴史が、この松任谷由実のベストにすべてあるわけです。今だから、聴いているとその時代のなににどう影響されてこの曲ができたか、というのもよく解ります。情報もいまほど過多ではない時代、海外の音楽聴いて、おっ、これカッコイイね、でそのまま持ってこれた時代とも言えるのでして、もちろんユーミンの作曲の才能は評価した上で、それを支えたカラクリというのも見える、というのがこの30曲のベストでありました。

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