« やっと晴れました、本日のサービスは・・・ | トップページ | 本日のサービスは!!ハイボール祭り »

酒を飲みながら、昭和に酔う

Sl_2   僕は夜の仕事をしてますから(ご存知でしょうが、小さなジャズバーのオーナー店長です)、いつも帰るのは夜中の3時ごろ。ですので、一杯飲みながらなにか見ようとテレビをつけても通販番組ぐらいしかやっておらず、そんな時NHK総合をなにげなくつけておくことが多いです。

 というのも、この夜中の3時にやっている番組はたいていナレーションのない音楽だけの記録フィルムをえんえん流していることが多く、それは海の中だったり、世界の自然の姿だったりして、そういうのをボーっと眺めながら酒を飲むのはなかなか楽しかったりする僕であります。

 ここのところ、昭和30年代から40年代、各地で撮影されたSLの映像を流す「昭和のSL映像館」というのをやっていまして、これがなかなか面白い。僕が生まれたのが昭和39年でして、その前後の日本の都市や田舎の風景の中をSLが走っていて、なんともいえない郷愁があるのです。そうか、自分はこんな時代に生まれたのか、とあらためて思うのでして、今、ちっちゃいのの親になっている自分ですが、46年前に父と母が僕を生んだ頃の日本はこうだったのかとしみじみ実感いたしました。

 古い映像の中から、今では失われてしまった風景や、街並みがね、ほんと懐かしくもあり、そして時というのはなんてあっという間に過ぎていくのか、と。いろいろなことを見て心に刻んでいたい、といつも思っていても、どんどん今の自分の後ろへ流れていってしまう。そして、こういうものにたまに触れるときだけ思い出されて、いつもはそんな過去の上に今の自分がいることなんてほとんど忘れてしまっていて、刹那的な生活に溺れていたりする。

 なにかね、だからこそ、こういう心の原風景ともいえるものを、たまに再確認しないと人間はだめになるな、と酒を飲みながら思うのです。決して、回顧趣味だったり、たんにノスタルジーにはまってズブズブのセンチメンタルで涙する、ということではない。むしろ、今の自分の立ち位置をね、こういうのを見るとほんとはっきりしてくるものなんだ、と。

 その古い映像の名もしらない駅員のおじさんは今生きているのかは僕は知らないが、たしかにそのおじさんはそこに存在し、その時代のそのSLが運行するのにかかせない人であった事実。踏み切りを横切る若い女性は今生きているなら70過ぎぐらいで、自分の母親の年齢と当時同じであっただろうということを思えば、己はこういう時間の積み重ねの上にいるんだ、生きているとはそういうことだと。当たり前のことなんだけど、これを意識してないと自分を見失うのかもなあ、とかね。深夜に酒を飲みながらいろいろ考えさせてくれるのです、この昭和のSLは。

 そして、今自分が生きている世界も40数年後ちっちゃいのが大人になり、残された映像などで思い出しそんな同じような思いをするのだろうか、そんなことも考えながら酒を飲んでいたらすっかり酔っ払って眠りに着く、という最近の僕であります。

 

 

« やっと晴れました、本日のサービスは・・・ | トップページ | 本日のサービスは!!ハイボール祭り »

わたくしの日常」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« やっと晴れました、本日のサービスは・・・ | トップページ | 本日のサービスは!!ハイボール祭り »

twitter

  • twitter

最近のトラックバック

2015年4月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ