« 夏の新作、本日でます! | トップページ | 秋田の夏の写真(2006) »

この夏、一押しのボサノヴァアルバム

Anime  これはまいった、最初はイロモノかと思いました、このクレモンティーヌの出たばかりのアルバム。正直、アニメの歌をボサノヴァにというので、まったく期待しておりませんでした。というか、この手の企画アルバムってとりあえず、ジャズにしたら面白いんじゃないとか、夏だからボッサにしたら売れそう、というような居酒屋で企画会議してノリでだしました、というようなものが多く、だいたい超薄っぺらな程度の悪いものが多し。とくに、ボッサはやりゃオシャレみたいな風潮があって、ふざけんなと怒っていたぐらい。ですから、連れのお方が職場の方からもらったのを、ケッと思いながら一度聴きゃあいいか、ぐらいで思っていました。

 ところが、一曲目から先ずアレンジがいいのよ。おざなりな感じがなく、凝ったアレンジでちょっと意外でした。しかも、そこにフランス語の歌がのり、完全にフレンチボッサになっている、うる星やつらの主題歌が!普通、この手のは聴いているうちに恥ずかしくなって痛いのですが、これは痛さがないし、むしろ元歌をここまでオシャレにできるのか、と驚くぐらい。

 とにかく、秀逸なのがバカボンのメドレーと一休さん。バカボンはヴァカ・ヴォンという発音がセシ・ヴォンという感じで(まあ、最初から狙っていますね)座布団三枚あげたくなります。アコースティックギター一本でいきなりフランス語でささやくようにヴァカ、ヴォン、ヴォンと歌われると、なぜかグッと来てしまったわたくし。実に小粋なバカボンメドレーで、これでいいのだー、ほんと。

 そして、一休さんはなんとパットメセニーが参加?というのは嘘ですが、パットがやったらこうなるという超高度なお遊びのアレンジ。これ買った人の何人が解るのかという疑問はありますが、間奏のギターシンセまでそっくりで、解る人にはたまらんアレンジです。ほんとあの一休さんのテーマがこんなかっこよくなるとは!これは注意深く聴いていないと一休さんの歌なのか、すら忘れて聴いてしまうほどの名曲になって甦っております。恐るべし。

 他の曲もかなりのレベルでアレンジされておりまして、なんどもいいますが、この手のアルバムにみられる痛さがまるでなし。むしろ、何度も聴きたくなる魅力がある不思議な世界があります。どうも、日本の企画で、日本人ミュージシャンがバックで作ったらしいですが、その日本人臭さもない。僕は最初、フランス人が粋な遊びをやったんだ、と思ったぐらいですから。そのぐらい完成度が高いアルバムであります。この夏、ぜひ聴いてみていただきたい一枚です。

« 夏の新作、本日でます! | トップページ | 秋田の夏の写真(2006) »

ジャズその他音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 夏の新作、本日でます! | トップページ | 秋田の夏の写真(2006) »

twitter

  • twitter

最近のトラックバック

2015年4月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ