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2013年5月

面白いことって(1)

 世の中、経済はあいかわらず庶民に厳しいのでお金をバンバン使ってレジャーというわけもいかないですし、娯楽を提供する既存のしかけも一通りわかるとさほど面白いものではありません。送り手がこういう風に楽しんでね、というやり方だけで楽しんでいてもそれだけじゃ飽きがくるというもの。なにかしら、自分流というもので自分なりの楽しみ方を見つけてこそ、本当に面白い、と思えるものではないでしょうか。そう、面白いことってどういうことなんだろう、どんなことが今自分は面白いと思えるのか、それについてこれから少し考えていこうと思っています。あくまでも僕が面白い、と思うことではありますが。

1 面白いことは流行していないことから探す

 よく、楽しいことないかなあ、と考えるとき今なにが流行しているか、それが気になりそこに面白そうなことないかと探す人がいますよね。当然、大勢の人が楽しんでいるのだから間違いないだろう、、または共通の話が多くの人とできるから楽しいだろう、というのは確かにそうなんですが、僕はそれあまり好きじゃないのです。

 僕が楽しいと思うことって、まず人があまりやってないこと、そこにあることが多いのです。元来、根が天邪鬼ということもありますが、自分が楽しいと思うこと、それが一番であって、周りが楽しそうだから、という日本人的意識とでもいいましょうか、趣味とか娯楽のところまで人の目を気にしてというのがとても嫌なんですね。ただでさえ、日本の社会って人の目を多かれ少なかれ気にして生きなければいけないでしょ、それを自分の娯楽まで持ち込みたくない、っていうのがそういう天邪鬼な方向に向く、というのは僕、あくまでも僕個人にはあるのです。

 これね、一つ困ったことは、最初あまり人気がなくて自分が楽しみだしたあとに、世の中が流行ってくるというパターン。この時、僕は急に熱が冷めたりする(困ったものですが・・・)。あまりに人がやらないこと、というところに主眼を常においているためにみんながそれを楽しみだした途端につまらなくなっちゃう、ということが多々あるのですよ。そのこと自体は面白いと思って始めたことなので、周りが流行ろうが関係ないはずなんですが、心の中で「ちぇ、みんな気づいちまったかこの密かな楽しみを、けっ」なんて思ってたりするのです(やな奴っちゃやな奴ですな)。

 それと、すべてのことじゃないですが、だいたい巷で流行するとそれまで安く楽しめていたことが、急に高くなったりする。たとえば、フュージョンというそうとう前(80年代)にちょっとだけ流行したジャンルがあるのですがこの中古CDなんて10数年前だと、だれもこんなものゴミみたいにあつかってワゴンセールで数百円でなんでも買えたのです。ところが、ここ最近はネットオークションができちゃってマニア用にかなり高値で取引されるようになっちゃってます。僕は10数年前は「しめしめ、僕にとっちゃすごいお宝なんだよなあ」と優越感に浸って買い漁っていたのですが、今じゃ中古屋でさがしてもめったにお宝ゲットすることはできません。だから、流行していないことから面白いこと探すほうが、だいたい経済的には楽なんですね。

 あと流行していないと情報があまりなくてどこから楽しんでいいかわからない、と思う方もいると思います。いやいや、その情報の少なさをですね、かき分けながら自分で探究する、そこに流行していないことをやる楽しみがあるのです。たとえば、僕の知り合いにヨーロッパでは凄い人気ですが日本ではほとんど知られていない自転車のレースにハマっている人がいるのですが、日本では流行っていないのでまずネットなどを駆使していろいろな情報を集める、というところからその探究が始まるわけして、自分だけ(ほんとは違うのですが、マイノリティとしてのね)がその情報にたどり着いた、という自負がその楽しみに一つになっていく、ということもあります。また、僕なんかだと、一度流行していまは下火、というジャンルに手をだしたりもします。これだと、流行った時に情報が山のように出ているので、それを吟味しつつ、自分なりの楽しみ方をみつける、ということもできる。つまり、情報があるなしではなくて、探究する楽しみ、これもセットでやらないと面白くない、のであります。

 つまりです、人に背中を押されるのではなく、自分で探し自分のためだけに自分で面白がる(おおっ、なにか演説のようじゃないですか)、そこが流行していないことから面白いことをさがす意義なんですね。

 手前味噌なんですが10数年前にお店をやろうか、と考えていた時に僕はあるお酒にハマっておりました。それは、焼酎、なんですが、今じゃ誰もが当たり前のお酒じゃないですか。女性だって普通に飲むでしょ。でもね、10数年前って芋焼酎なんて九州以外じゃだれも飲んでいなくて、東京でも一部専門店ぐらいしか本格焼酎は扱っていなかったのですよ。それで、これは面白いぞ、アンテナが動きましてすぐ友人と都内の焼酎おいている店を回って飲みましたよ、あれこれ。これは面白いなあって、いろいろ調べてから開店した店にも今じゃプレミア級の焼酎ばんばんおいていたわけです。ね、この話だけでも分かると思うのですが、巷でそのあと爆発的に焼酎ブームがくるとプレミアム級の焼酎はのきなみ高くなっちゃって入手困難。それに情報だって知る人ぞ知るだったのに、みんなが共有できるようになってしまってもう新鮮さはないし、探究する楽しみもない。こうなると、急につまらなくなるのよね、平準化ってやだやだ・・・。

 ご存知の通り、それ以降は焼酎は限られたもの数本しか店には置かなくなりまして、僕が飽きちゃうのよ、その状況に。そして、また流行っていないことから何かを探す、という繰り返しですね(もちろん、永遠に大流行しない、しそうもないので十数年楽しんでいることもありますがね)

続く

 

これからまたブログ再開します

 ずいぶん長いことライブの情報ぐらいしかブログに書かなくなっていました。なにか、生活に追われちゃってといったら言い訳なんですけど、余裕もなくて、しかも怠惰でちゃんと文章書こうという気になりませんでした。

 でも思うところあって、またいろいろなことを書いていこうと思っています。僕自身が僕らしくないとあかん、そんな思いもあって、のことです。

 自分が自分のことを楽しめない、それはある意味、辛い状況でありまして、でも自分から逃げているとそれはそれ、そっちも居心地がいい。いや、居心地はよくないのだけれど、惰性というのはいちど転がるとなかなか抜け出せないのです、ね。

 で、そこのところよく考えました。悪いこともおこる、嫌気もさす、そして自暴自棄になる、それって楽しいわきゃねえだろって。

 僕は自分が面白がっているのを客観的に見て、またそれを面白がる(ややこしいですが・・)という人間でありまして、それが裏に返るとつまんねえ自分を客観的につまんねえなあ、と牛が反芻するようにぐっちゃぐちゃやっちゃうんです。

 最近、その反芻状態の客観的立場のもう一つ外の客観的立場にようやく立てまして(えらいややこしいですが・・)ああ、アホがアホなことやってるなあと、思えたんですね。

 まあ、状況は変わっちゃいないんですが、状況に対峙する自分の意識、ってやつはどうやらやっと変わったようであります。えっ、どう変わったのよ、って思うでしょ。そこんとこをね、書こうと思っているのですわ。

 ここにくるまでがね、長いんだよお前、アホか、と罵倒しつつも、これが僕なんだなあってね。どうして、そこまで追い詰めにゃいかんのよ、って毎度のことなんですが、昔から僕を知っている方はよくお分かりでしょ。そのあたり・・・。

 笑っちゃうんですよ、今やっとね。だって、ダメなのは自分の意識なんだけど、そういう時ってほんとドンピシャで嫌なこと悪いことが身の回りで起こるんだなあ。もちろん、あはは、ってその時は笑ってごまかしたりするのですが、実は心じゃ笑えてないのよ。

 それって、毎度その時は分かんないのだけれど、どうやら自分のネガティブな意識が呼び込むんだよね、現実に起こるいろいろなことも。ああ、どうして、それがもっと早くわからんのかね、48にもなって。周期的に毎回こんなことやってますです。

ただ、これも毎度ですが、今こんなことをですよ、書けるようになってるっていうのはだいぶ抜けたんですね、そういうぐっちゃぐちゃなとこを。いろいろなきっかけがあったと思いますが、時間も必要ってことで、ご容赦を。

 そんなこんなで、ようやくようやく何かをやろう、面白いことをもっと追求しよう、と思うようになりました、めでたしめでたし。

 さあ、どこから始めましょうか、先ずは書くところから。ブログ再開であります。

 

 

5月12日(日)七条信明ライブです

Nana  ザジではだいぶおなじみになってきましたシンガー、七条信明(ひちじょうのぶあき)のライブを今度の日曜日12日に行います。

 七条くんは本当に心に響く歌を歌う人で、人が歌を歌うという行為とは何か、歌が持つ力、伝わるものとは、ということが本当に実感できる数少ない歌手の一人だと思います。

 彼は、そのためにジャンルにこだわらずいい歌であれば民謡でもポップスでもクラシックでも取り上げて歌います。世の中に知られていない、埋もれてしまった曲も彼の手にかかるとまた再生して人になにかを伝えていく、その素晴らしさをぜひ皆様にも体験していただきたいと思います。

 <七条信明 ワンマンLIVE>
5/12(日)
中野 BAR ZAZIE
東京都中野区中野5丁目53-5
TEL:03-3389-4522
19:30 open
19:45 start
\2500+drink

ご予約はザジ伊藤まで

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