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ジャズ50バカその2

2. スイングしなけりゃ意味がない、いやジャズじゃないと言い続けるバカ

 

 スイングしている、していない、これもよくジャズ好きオヤジがしょっちゅう言いたがることなのだが、バップ系ミュージシャンを指して言うのなら解らないこともない。でも、これがなぜか「ハービーとかチック、あれはスイングしてないよねえ」とか「最近のブラッド・メルドーってぜんぜんスイングしていなくてダメだね、あれはジャズじゃないわ」とかのたまう。

 バカじゃなかろうか。ウィントンケリーとかピーターソンとか演奏している4ビートのリズムと、ハービーやチック、メルドーが演奏しているリズムは根本から違うじゃないか。というか、あえてスイングしないジャズをやっているわけで、それをチーチキ、チーチキといったリズムに乗るスイングだけを、それこそがジャズだ、みたいにいうオヤジが多すぎるのだ。

きっと60年代、70年代に頭に刷り込まれてしまったのだろう、すぐスイングしてる、してないとそればかり言っている。確かにね、それも一つのジャズだろうけどさ、もう時代はスイングジャズじゃないところで勝負しているミュージシャンばかりなんだよ。それを、偉そうになにがスイングしてない、だ。メルドーがチーチキ、チーチキやっていたら超カッコ悪いじゃないか。あのスイングしないでヒタヒタとクールにいくアドリブの良さは解らんのだろうなあ。

 ほんと、謙虚にさ、「俺はスイングしないジャズは好きじゃないんだ」とか「いまのリズムのジャズは楽しめないんだよな」と言うのだったら、まあ、しょうがないわな、と思うのだが、これをスイングしてないジャズはジャズじゃない、とおっしゃるのだから、なんとかにつける薬はないと思うしかないのだ。

 

 ましてや、この21世紀のジャズって8ビートあり、16ビートあり、ラテンあり、ファンクありでどう考えてもそのオヤジどもが言うスイングを、しようがないジャズなんだけどね。そのリズムの多様性やグルーヴの違いがね、面白いし、刺激的で斬新なジャズになっているのだよ。

 それなのにマジで、スイングしないピアニストは下手だ、と言いきったオヤジもいたしね、とほほ、だよ。だから逆説的に今は、スイングしてたら意味がない、って理解したほうがいいと思うんだがね、僕は。

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