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ジャズ50バカその5

5. これはジャズ、これはジャズじゃないと線引きしないと気がすまないバカ

 

 ほんとジャズファンって妙な事こだわる人が多い気がするのよ、ロックファンとかポップスファンにはあまりいないんじゃないかね、これはロックじゃない、ポップスじゃないと線引きしたがる人。

 ジャズファンって、前の項で書いたフュージョンの問題ともリンクするのだが、これはジャズじゃなくてフュージョンじゃん、といって軽蔑的な言い方するのがけっこういるのだ。このジャズかジャズじゃないか、というのもね、僕から言わせるとくだらん自我を守るための言い方に過ぎないと思うね。

 なぜか、ジャズ(彼らが言うところの)はフュージョンみたいな軽いムードミュージックと違ってもっと高尚で精神性が高い、と思い込んいる。というかね、ジャズという範疇も実はかなり曖昧で、その人その人で考えている範疇が違うので、さらにやっかいな問題なんだが、簡単に分けるとスィングジャーナル系がジャズで、アドリブ系がフュージョンという雑誌の違いが解りやすいのか。

 とはいってもね、ウェザーリポートはジャズだっていう人もいるし、いやフュージョンだっていう人もいるし、上原ひろみはフュージョンという人もけっこういるのよ。だから、ほんと線引きなんてくだらんなあ、と僕は思う。パットメセニーなんて、そんなとこは超越しちゃってね、自分の音楽やっているに過ぎないと思うし。

 だけど、話を戻すが、その線引きしないと気がすまない人たちがまだたくさんいるんだわ、ジャズファンには。

 もう一つ、言わせてもらうとモダンジャズを聴くときとフュージョンを聴くときの楽しみ方って、ぜんぜん違うのにさ、モダンジャズを聴く土俵にわざわざフュージョン上げてね、あんな決まりきったフレーズしか弾けないのかとか、パターン化されててくだらん、みたいなこと言うのってとてもナンセンスだと僕は思うね。

 フュージョンの楽しみ方って、16ビートの疾走感にのる爽快さだったり、ギミックの連続にグッときたりさ、畳み込むような展開に熱くなったりと、モダンジャズを聴く作法とはぜんぜん違うんだって。それを解らないからといって、あんなものと馬鹿にする。いや、面白くないと思うのはけっこう、だって人それぞれ志向があるのだし自分の好き嫌いはいいのよ。ただ、ほかの項でも何度も書いているけど、なぜ否定しちゃうのかね。

 僕の店にはフュージョン好きな人も結構来るけど、フュージョン好きの人はジャズを否定したりする人はまずいないね。しかも、ジャズファンに軽蔑されるのが嫌なのか、けっこう控えめに「この店ではかけてくれるんだ」と喜んでくれたりする。ところが、ジャズファンと称する人には「なんだ、フュージョンかよ」という顔するオヤジはたくさんいて、しかも否定するのよ、今まで書いてきたような感じで。 

だから、僕の店ではもうジャズの看板おろしちゃって音楽バーってことに最近はしている。そして、店の外にスピーカーがあって店内の音楽が外にも流れているのだが、フュージョンやファンク、また山下達郎なんかをかけることが今は多くなった。なぜなら、その手のジャズオヤジが「なんだ、ジャズって書いてあるのにこんなもんかけているのか」って店の前で帰ってくれるから。そんな奴に来て欲しくないね、僕の店には。音楽に線引きはいらないんだ。

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