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ジャズ50バカその7

7. ポップス歌手や演歌歌手もしくは落ち目のアイドルが、マンネリ打破のためにジャズでも、と歌うバカ

 

 先に言っておくが、極まれに例外があってそこいらのジャズ歌手よりよっぽど上手いと思う人もいる。僕が思う一人を例としてあげれば、UAが菊地成孔と作ったアルバムは、はっきり言って普通のジャズ歌手では絶対に作れないオリジナリティと、斬新さのある素晴らしいものだ。

 ただ、これは例外中の例外。今まで、どれだけポップス歌手や演歌歌手、アイドルがジャズでございと、くだらないアルバムを作ったことか。というか、ジャズをといってアルバムを作ったあと、その後もジャズを歌い続けているのがいるのかね。だいたい、一枚出して終わりじゃないか。

 ジャズもなめられたものだ。そんな軽いノリでジャズっぽく歌ったから、ジャズアルバムですっていうのは普段ジャズを聴かない人に対してだって失礼極まりない。まあ、そのジャズっぽく、という形を作っているのは実はジャズ界側に問題もあるのだが。

 それは、ジャズボーカルってこんな感じで、というステレオタイプが実はあってね、それをまた超有名ジャズボーカル教室が金太郎飴のような歌い方を世間一般に流布してるのよ。だから、日本のジャズボーカルってどれもこれも判を押したようにみんなおんなじ(これも一部例外を除く)。この件は、再度また書こうかと思うのだが、だからこそジャズの外側からみると、あんな感じで歌えばいいのか、と思われているのだよ。

 つまりだ、ジャズボーカルってこんな感じ、というありきたりのスタイル、まあ雰囲気ね、それだけでジャズだ、ジャズだとアルバムを作るわけ。

 そんなもん、面白い訳ないだろうが。なのにね、それを持ち上げる輩がいてさ、そしてやはり買っちゃうバカオヤジがいるってことだね。結局、そのオヤジどもってそんな雰囲気だけでジャズボーカルを普段も聴いているってことなのよ。ちょっと、可愛い子がてきとうなムードつくって歌えばジャズです、ああ、そりゃよかったねえ。

 だから、未だに、演歌の大御所やアイドルがジャズやりました、とアルバムを作るのだよ。でも、何度も言うようにそのあとジャズを歌い続ける人っているの?そんな覚悟もないある意味いい加減なものをね、ジャズだとは僕は思えんね。

 そして、これも別の項でちゃんと書くけど、ジャズボーカルってステレオタイプのね、教科書どおりの歌なんて、なんの魅力も僕には感じない。ヘレン・メリルだってサラ・ヴォーンだって、ましてやカサンドラ・ウィルソンだって彼女じゃなければだせないオリジナリティで勝負しているじゃない。それを、こんな雰囲気でやればジャズボーカルっていうことが横行している日本のジャズ界だからこそ、こういうポップスや演歌歌手、アイドルたちのなめたジャズアルバムが作られる原因になっているのよ。

 まあ、その雰囲気だけのジャズをもてはやしているバカオヤジどもが一番の元凶なんだろうけどね。ジャズの側もさ、ここらでなめられないように、本来のジャズを歌うということはどういうことなのか、真剣に考える頃なんじゃないかね。

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