誰に合わせるか・・・それで

 9月は大型連休がありますが、さすがにこの連休はどこへ行っても混んでいるのは間違いないでしょう。ちょうど、連れのお方が夜勤がはいってしまいまして、しょうがないので僕はちっちゃいのを連れてまた、葉山の実家へ行くつもり。あとから、連れのお方も合流して実家でまったりしようかと思っております。あんまり、連休多いと仕事にも影響するし、ちょっとねえ、でもしょうがないですなあ。

 さて、せっかくの連休に連れのお方は仕事のために、その翌週連休がとれることに。そこで、この大型連休後の日曜月曜でちょっと小旅行へいこうか、ということになりました。じゃあ、どこへ行こうかと考え、最初は伊豆か外房あたりの高くない民宿に一泊して美味しい魚でも食べよう、と思っておりました。

 それで、この間の日曜に新宿の旅行会社にいったのですが、そこでいろいろ考えるうちにやっぱり、ちっちゃいのを思いきりあそばせる方がいいよねえ、と連れのお方とも合意。じゃあ、美味しいものは置いておいて、子供向きの遊ぶ施設のあるようなリゾート系を探していると、那須のサンバレーという大型レジャーホテルを旅行会社の人から奨められました。

 なるほどねえ、子供を遊ばせるということにシフトして考えると、こういう場所になるわけです。いままで、こういう場所に泊まりたいという欲求がまったくなかったのですが、ちっちゃいのに合わせるとこれもまあいいか、と思えてくるから不思議です。連れのお方ともはなしたのですが、魚の美味い民宿へいっても、ちっちゃいのの食事の世話やらで、きっとゆっくりとできないだろうし、それなら遊ぶ場所がいっぱいあるこの手のホテルがいいだろうとなりました。逆に、いままで行ったこともなければ、行こうとも思わなかった場所にいってみるというのも、なかなか面白いのではないか、と思い出しました。ベタなところでベタに遊ぶ、というのもいいかもね。お風呂もかなりの数があるらしいですし、どうせ行くなら徹底的に楽しむ、というのがいいのでありましょう。

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この夏は

 毎年お盆は、ちっちゃいのが生まれてからは連れのお方の実家、秋田に行くことに決めています。やはり、ね、おじいちゃん、おばあちゃんがちっちゃいのに会いたがっていますからね。

 ただ、今年は秋田だけではなく、おじいちゃん、おばあちゃん達といっしょに函館でも一泊しに行こうかと計画中。毎年、秋田、大館フリー切符というJRのお得切符を使うのですが、今回は青森、函館フリー切符を購入しようと思っております。これだと、帰りは秋田の二ツ井から青森へでて、そこから八戸へ、そして新幹線で東京というコースになります。けっこう遠回りかと思ったのですが、秋田まで出て東京へ、というのとあまり時間変わらないのね。まあ、そのぐらい遠いところなんですが、函館まで足をのばせるというのは魅力的ですなあ。夏休みが楽しみであります。

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久しぶりの秋田(2009ー0320~0323)

Rimg0023  昨年の八月のお盆以来、連れのお方の実家、北秋田へ行ってきました。夏の秋田はもう何度も訪れているのですが、冬ははじめて。とにかく、雪国の生活を知らない僕としては一度は行ってみたかったのですが、今回は角館から山の中を走る秋田内陸線に乗って、その雪景色を眺める、というのが楽しみにしておりました。

 しかしながら、この年明けてからは暖冬でして、雪が極端に少ないと連れのお方の実家から連絡がありまして、あらあ、もしかしてこれは期待はずれになってしまうのか、と危惧しておりました。

Rimg0019  角館に着いて辺りを見ても雪はまったく残っていませんし、ちょっとがっかり。しかし、内陸線で山の奥にいくにつれ、段々と雪景色に。やはり、少しおくにはいればさすがに雪の多いところだけあり、あたり一面雪でありました。こういうローカル線でとことこ、景色を見ながら旅するのは実に気分がいいですねー。しかも、都会からはるか離れた雪国を一人で、というのは浪漫でありますなあ。

 列車の中は前回に内陸線に乗ったとき同様に、席でのんびり寝ているおじさん発見。これがこういう場所だと絵になります。もし、東京でこれやると、ただのダメ人間なんですが・・・。

Rimg0020_2  都会ってやはり慌しくて、たまにはこういう風景や、のどかな日常に自分をもどしてやらないとダメですね。だって、心も身体もこの列車にすぐに馴染んだ自分がよく解りましたから。パズルの最後の一ピースのように僕もこの寝ているおじさんもすんなり、この中に溶け込んでいたのであります。

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雪の世界へ

 三月になりました。もうすぐ春なはずですが、今日もかなり寒い。明日あたりから暖かくなるという情報もありますがどうでしょう。

 さて、今月3月20日(金曜日)春分の日から3月21日(日曜日)までの3日間、お店お休みいたしまして連れのお方の実家、秋田に行ってきます。20日は祭日ですし、22日は日曜日なので、21日の土曜日休みにして連休とします。お忘れなきよう。

 連れのお方とちっちゃいのは前日の19日から飛行機で帰省するのですが、僕はその日は仕事をして翌日、新幹線にて先ずは角館まで。なぜ、飛行機に乗らないで時間のかかる電車を使うのか、といいますと、角館から連れのお方の実家のある合川まで内陸線に乗りたいからであります。(帰りは当然、飛行機ですが・・・)

 以前に夏の秋田内陸線はご紹介したことがありますが、僕としては雪の中を走る内陸線にもぜひ乗ってみたいと思っておりました。とにかく、マタギの里の阿仁合を通るように、山の奥深いところを走っているのでありまして、雪国育ちではない僕としては、一面銀世界を走る列車を体験してみたいと常々思っていたのです。

 今回、ちっちゃいのを秋田のおじいさん、おばあさんのところに連れて行く、というのが一番の目的なんですが、せっかくですから雪の内陸線も、堪能してこようと思っております。今から楽しみですねー。

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今年の秋田は

 ほとんど、連れのお方の実家にいて、ちっちゃいのを遊ばせておりました。今回は白神も行かず、遠出もせず、近所を散歩したり、子供用のプールでちっちゃいのを水遊びさせたり。

 店のお客さんのS君兄弟がちょうど同じ頃に東北旅行をしていまして、それならということで連れのお方の実家の近くまで遊びにきてもらい、いっしょに鮎を魚に飲みまして、それが今回唯一大人の時間でありました。

 僕も夏風邪が旅行の間、ずっとよくならず半分は静養していた感じ。まあ、おかげでリフレッシュでき、ちっちゃいのも大喜び、おじいさん、おばあさんも大喜び。すっかり家庭的な夏休みでございました。

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東北の空で流星群

 夏の夜空に流れ星。ペルセウス座流星群が今年は8月12日から14日の夜に見ることができるそうです。僕は運良くちょうどその頃に連れのお方の実家、秋田に夏休みでいる予定ですので、流星群観察にはちょうどいいじゃないですか。東京は夜空が明るすぎてはっきりとは流星群を見ることができないそうですが、北秋田ですから電柱もほとんどなく夜はまっくら、星が降ってきそうな一大パノラマとなるのであります。

 そりゃあ、普通の時でさえ、連れのお方の実家は素晴らしい星空ですからね、そこで流星群をみることができたら感激ひとしおでありましょう。願いは曇り空にならないでくれということ。晴れ男の僕ですから、まあ大丈夫だとは思いますがね、今年の秋田はまた楽しみができましたです。

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八月旅程決まる

 今年も連れのお方の実家、秋田へ。8月12日火曜日より8月17日日曜日までに決定。飛行機で行くのも考えましたが、値段があまりにも新幹線と違いすぎる!大人二人でお得なフリー切符でも56000円なのに、飛行機だと二人で13万。これじゃあ、いくら便利でも使えないなあ。ちっちゃいのが最近じっとしてないので長時間の列車の旅は心配なのではありますが。

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生活

 今年もお盆は連れのお方の実家、秋田へ。やはりちっちゃいのがいるのでどうしても一年に一回は秋田に行かないとね。それに僕も秋田に行くのはとても楽しみだし。

 とはいえ、このご時世、店お休みにして出かけるのはちょっと考えますなあ。ほんともう少し景気がねえ、ちゃんと末端まで良くならないと心配なくお休みも取れませぬ。こういう商売、世の中の景気にすぐ左右されてしまうわけで、頭の痛いところなんですが、まあくよくよしていてもなにも変わりはしない。むちゃしたり、怠けたりしているのではないのだから、今は日々一生懸命がんばるしかないですね。生活とは、活き活き生きるということなのに、時として日々生きることに精一杯で活き活きとしているのかどうか解らなくなること多々有。

 世の中、見渡すとその生活に疲れちゃった人も多いみたいで、病んでしまったり、壊れてしまったり。僕もその一人になりそうで、こりゃまずいなあーとにかく気持ちはいつも前向きに明るくいかないと、と最近思います。そりゃね、この国のあり方、行政の現状には言いたいこと山ほどありますが、それを恨み節のようにぶつぶついっているとさらに気持ちが後ろ向きになってしまうからね。それはそれとして、でも自分はどんな時も次をみて明るくしていないと。それが接客業だし・・・なんて、こう書きながらですね、自分のモチベーションをあげているわけでして、活き活きするもしないもすべて、自分しだいですなあ。気持ち一つで見える景色も変わってくる、せっかく夏休みに素晴らしい自然のある場所に行くのですからポジティブな自分で行くことができるようにね、日々活き活きと生きる、そういうことでありましょう。

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2007 0815-0820 秋田帰省(5)

Rimg0012a  18日はゆっくりとお休み日・・・・だったはずなのに、朝からいきなりワンセグ携帯をトイレに水没。秋田でまさかの出来事で目が点になりました。まだ、かったばかりなのに・・・しょうがなく大館のドコモショップに行き、結局復活することはできないと悲しいお知らせ。それで新しいのにお取替えで25000円とさらに悲しいお知らせ。結局辛い一日となりました。

 そして19日は家族みんなで男鹿半島へお出かけ。20日には東京へかえるので父上の車でちっちゃいのも連れてであります。

Rimg0023a_2  あいにくの小雨模様でしたが途中からは雨も上がり、僕も初めて男鹿半島へ。漁協の市場で生牡蠣と海胆をいただき、見晴らしのいい八望台から戸鹿湾を眺めます。手前の小さな湖はニノ潟といいまして、こういう風に海と隣接しているのは極めて珍しいとのこと。独特の風景になっております。

 

Rimg0016  やはり見晴らしのよい場所にたつホテルでランチを。ここの名物、はたはたとしょっつるを使ったパエリアです。そのほかの魚介類もすべて男鹿で取れたものばかり。これはなかなかの味でして、しょっつる、はたはたがスペイン料理に見事なっているのが驚き。東京でもまねして作ってみたいと思いました。

Rimg0036a_4  やはり男鹿といえばなまはげ。なまはげ発祥の地の神社の近くにあるなまはげ館を見学。なまはげってひとつだけじゃなくて、村や地方によっていろいろな顔があるということを知りました。この写真はその様々な地方の顔が一同にお集まりの一枚。こうなるとおっかないと言うよりもユーモラスであります。ちょっと楽しい雰囲気。

Rimg0045a  で、こちらは隣にあるなまはげ伝承館での実演ショー。こっちはちょっと迫力があって怖い。うちのちっちゃいのは泣いておりましたが、どうもそれは怖がっていたのではなく単に腹が減っていただけと判明。うーん、どうも恐怖よりも食い気が勝っていたのですね。

 あらためてこの写真見ますと、確かに雪の降る夜にこの寂しいだろう男鹿の家にこの方がいきなりはいってきたら怖いでしょう。すいません、もう競馬やめます、真面目に働きます・・と泣いて謝るだろうな、僕なら。

Rimg0055a  こんな感じでちゃんと男鹿半島も立派に観光。秋田を旅したぞ、という充実感とともに今年も夏休みは終ったのであります。帰りは昔のL特急を思い出すレトロな「かもしか」で二ツ井をあとに。来年までアディオス秋田(かしら)。

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2007 0815-0820 秋田帰省(4)

Rimg0067a  Sさんが夜行バスで東京へ向かうのでその前に地元の料理屋さんで乾杯。二ツ井にあるこのお店は店主が自分で取ってきたキノコ類や山菜、それに鮎、かじか、山女などを料理して出してくれるのでして地元ならではの料理を味わえるのであります。

 これは突き出しの「鮎のせごし」。骨ごと刺身にしてみょうがと酢味噌に和えたもの。鮎をこういう風に食べるとはねえ。いきなり酒が進む料理でしてぐっときますです。

  Rimg0068a_2 

 これは地元で「さわもだし」と言っているナメコのようなキノコ。独特の食感に香の深い味わい。こういうのが地元ならではでありますね。秋田まできて良かったと思うのです。 

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 これは霜降りの絶品「馬刺し」。競馬やる人で馬は絶対に食べない、という方がいますが僕はあまりきにしてません。というかね、食べようが食べなかろうがなかなか馬券は当たらんからねー。今回もとっても美味しくいただきまして、満足であります。秋田のこの辺りも馬は食べるらしく他にも料理がいろいろあるらしいです。

Rimg0001a

魚は「山女のから揚げ」です。川魚といっても清流の魚はまったく泥臭くなく淡白でありながらしみじみ美味い。塩焼きにもしてもらいましたがこれもほんと美味。自然の恵みに感謝ですね。

 山菜は左が「こごみ」、右が「みず」。むせ返るぐらいの濃く深い香、これぞ山に自生している香でありましょう。ため息ついちゃうぐらい食からも癒されるのであります。

Rimg0002a_7  これは珍しい(東京じゃね)、「かじかのから揚げ」。顔が実にファニー。なかなかユーモラスな形なのですが味は素晴らしい!淡白な山女よりも味があってこれは美味。これはいいですよねー。初めて食べたのですがすっかりかじかファンになりましたです。

 お酒はこの店お勧めの秋田の地酒で。なぜか秋田で日本酒飲んでも悪酔いしないのでして、東京とは違うなあ。いい気持ちで宴も終了。Sさんをバス停までみんなでお見送り。実に濃い一日でありました。 

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2007 0815-0820 秋田帰省(3)

Rimg0052a  白神のブナの森を十分満喫した後、山を降り「峨瓏滝(がろうたき)」で休憩。ここも2年ぶり。マイナスイオンがいっぱい、もうね、うっとりするぐらい気持ちのよいひんやりとした空気が満ちております。

 そうそう、今回よくわかりましたが僕は山道のワインディングロードっていうのかな、曲がりくねった道を進む車に乗って揺られていると必ずといっていいほど眠くなるらしいです。前回も、今回も気持ち悪くなると言うよりあっという間に睡魔が襲ってくるのでして、運転してくれている父上に悪いとおもいつつ、どうしても眠くて眠くて。この滝についてやっと目が覚めたしだい。実にスッキリとした気持ちになったのであります。

 さて、このあとSさんYさんとともに近場の温泉に入りましてまったりとした後、Yさんを駅まで送りに。Yさんはこの後宮古に向かうので二ツ井の駅でお別れであります。そしてSさんとは二ツ井近辺をぶらぶらすることに。

Rimg0057a  これ二ツ井にある超豪華一億円かけて作った公衆トイレであります。ね、お解りの方もいるでしょうがあの竹下内閣の時大金ばら撒いたアホな政策、ふるさと創生資金一億円の行方がこれでありまする。

 なにが一億かと言うと、まあ外観もこんな感じでまるでトイレとは思えないつくりですが、中もいたずらにどこもが広い。そして無駄に大理石。もうちょっとお笑いでありますなあ。

Rimg0056a  ね、このスペースは一体なに!しかもきみまちの泉とは。ちなみに僕とYさんふたりでこの広いスペースにいるととてもトイレにいるとは思えないのでして、しかもこの壁の裏がまたびっくり。

Rimg0055a_2  ごれ男使用タイプでありますが、このガラスに向かって、という具合ですな。 そして終りますとセンサーが感知してこのガラスの上から水が自動的に流れ落ちてくるという仕組みになっております。ガラスの向こうにはなぜか石のかえるちゃんがこっちを睨んでおりましてなんですかねー、これはいったい。

 ここではふるさと創生金一億円はこんな感じで使われたようであります。とほほ。

Rimg0059a  とはいえ、外に出るとそこは息をのむほどほど美しいこの風景。これは一億じゃあとてもとても買えるものじゃあありません。川に映る風景はまるで鏡に映したように透き通った輝きであります。べつに凄く有名な観光名所というわけでもないのに、この絶景。ほんとに連れのお方の実家付近はどこにいっても目の保養になるわけで、トイレとはあまりに対照的な光景でありました。

                              Rimg0060a         

 この場所はきみまち坂といいまして、明治天皇がこの地を旅している時にこの場所で皇后からの手紙を受け取り、それでここを「きみまち坂」と命名したと言われているそうです。そしてその由来から『日本一心のこもった恋文コンテスト』発祥の地でもあるとのこと。

 坂の上は山の斜面に遊歩道が作ってありなかなか立派な自然の公園になっておりまして、上から見下ろすとそれはまた素晴らしい風景が。ここからは川向こうに二ツ井の町が見えるのであります。

 白神の山から下りてもこの素晴らしさ。何度見ても飽きない光景でしてここでも十分に癒された僕なのでありました。

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2007 0815-0820 秋田帰省(2)

Rimg0021a 17日の朝は小雨まじりの空模様。でも、山に向かうには涼しげないい気候であります。米内沢の宿にSさんYさんを車で迎えに行きまして、そこから藤里町へ。さらに藤里の山の奥へ入っていきまして狭い山道をランドクルーザーで登っていきます。車で約一時間半、ようやくたどり着いたところは「岳岱(だけだい)自然教育林」二年ぶりに僕は訪れたのでありました。

 もうここは僕のつたない文章で説明するより写真を見ていただいたほうがよく解ると思いますので以下は写真で。

Rimg0023a_2  ブナの森は空一面に隙間のないように枝葉を広げていくので少々の雨は傘代わりになってくれます。まったくぬれることなく緑のドームの中にいるみたい。

Rimg0025a  ところどころ枝葉の間から光が差し込み、それが息を呑む美しさ。小雨を枝葉から集めて幹を伝って地面に。それがまたこの森の力になっていくのですねえ。確かにこういうところに入っていると森が息をしているような気がしてくるのです。

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 これが猿の腰かけだそうです。薬として売るとけっこういい値段になるらしい。確かにここに猿がちょこんと乗っていたら面白いですね。

Rimg0029a  この日本のブナの幹には独特の柄が。こういう柄といいますか、模様は日本以外のブナにはないそうです。この模様がなんともモダンでお洒落。このまま家の壁紙に使えますね。この緑と白黒まだらな模様がいいぐあいにマッチしているのであります。

Rimg0034a_2  雪や何かの理由で倒れた幹にはこのようにキノコがついていました。自然には無駄が一つもないのでしてまさにこれぞ生態系。人間だけが無駄をたくさんだしちゃうのかもしれませんねえ。 

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 まるで緑のカーペットのようなコケのうえに美しい赤い実をつけた植物が。なんという名前なのでしょうか。なんとも可憐な佇まいに思わず見とれてしまいました。

Rimg0038a_2  ブナの根元にはやはりコケが美しく被い、そこに蔦のような葉が。どこもかしこも絵になるなあ。

 Rimg0041a_2

 小さな池が出来ていてそこにブナの木々が水に映り幻想的な雰囲気。ここでニンフ(ギリシャの美しい妖精)が出てきても違和感がないぐらい不思議な静寂が包んでいていつまでもここに立っていたい場所でありました。

Rimg0043a

 この森の守り神のような樹齢400年と言われる大木のブナ。よかった!二年ぶりに再会できて。倒れることなく元気な姿をまた見ることができました。まだまだ冬を何度も越してがんばってほしいものであります。

Rimg0047a  別の角度から400年ブナを。雨にまったく濡れることなく人もまばらなブナの森をゆっくりとまわることができ、途中森の中でお昼のおにぎりをSさんYさん、ガイドの父上と僕の四人で。なんとも贅沢なランチでありました。ここに来るたびに思うのですが普段気がつかない自分の中にあるセンサーが急に反応するように、身体全身で森のなにかエキスのようなものを吸収するような感じがします。そのぐらい、ここには言葉では言い表せないエネルギーや深いところから癒してくれる空気、微生物、光、木霊のようななにかがあるような気がしてなりません。それがあるから何度でもここにまた戻りたい、二年前にも同じような気持ちで森を後にしたなあ、とふと思い出したのであります。

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2007 0815-0820 秋田帰省(1)

Rimg0008a  僕にとって三年連続の夏の連れのお方の実家、秋田であります。一年目は結婚前に、二年目は結婚後に、そして三年目の今年はちっちゃいのが一緒と、ホップ、ステップ、ジャンプときちゃいましたねえ。もう秋田は僕にとってもすっかり故郷になってしまったのでして、毎年帰ることができる幸せをしみじみと味わってきました。

 あの広く青い空と、濃い緑の山々と、透き通る流れの川はまったく変わらない姿で今年も出迎えてくれました。もう、どこも出かけなくてもいいなあ、というぐらいにこの中に身をおけるだけで満足であります。新幹線で東京から盛岡を経由して角館へ。角館まで連れのお方の父上が車で迎えにきてくれまして、そこから約2時間あまりで家のある合川に到着。これより5泊と今年はちっちゃいのがいるのでゆったりとした日程で。心も身体も羽を伸ばしてお休み、といった感じでした。

Rimg0011a  翌日16日も昼間は親戚の人が遊びにきたりしたのでゆっくりと過ごし、夜は実家から近い米内沢でお店のお客さんで友人のSさんYさんをお迎え。翌日17日に連れのお方の父上に白神山地をガイドしてもらうことになっておりまして、このSさんとYさんとは昨年、僕と三人で出雲へ旅をしておりまして今回は第二弾ということにもなっているのです。この秋田の北のまさか、連れのお方の実家でまた三人が合流、というのもなんとも楽しい。

Rimg0013a  この夜は鮎づくしの料理の数々で二人といっしょに連れのお方と父上と僕5人で飲み会。翌日のための白神の予習と言うこともあって父上に熱弁を振るってもらい、鮎をぱくつき、秋田の日本酒を飲みと充実の夜。

 鮎の刺身、塩焼き、すし(なれずしですね)、から揚げ、うるか(内臓の塩辛)とさまざまな鮎料理がでまして、こんなに食べ方があるのですねえ。刺身でも食べれるとは!なかなかしっかりとした身で味も甘みがあってなかなか。

Rimg0016a  から揚げはぶつ切りにしたものを塩とタレ味二種、これが酒のつまみに美味でありまして、またイカをわたで焼いたものも最高に酒に合いたまりません。そのほかの料理も秋田ならではの山菜やキノコ等、東京から来た僕らは舌鼓を打ったのであります。そして明日は白神へ。この日はちょっと雨が降っていたのですが翌朝は止むことを祈って宴はお開き。秋田の二日目も気持ちよく眠りにつくことができたのでありました。

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今年の夏も

Rimg0022_2  秋田の連れのお方の実家にお盆過ぎに帰省しようかと今計画中。僕としてはこれで三度目の秋田となりまして、しかも今回はもう一人ちっちゃいのをいっしょに初めて連れて行こうと思っております。

 秋田でも能代大館方面の素晴らしい自然に囲まれた場所に連れのお方の実家はあるのでして、昨年のブログではその素晴らしさを書いてみましたがどのぐらい僕の稚拙な文章で伝わったのでありましょうか。今年はそのちっちゃいのもいるので連れのお方の実家から動かずのんびり一週間ほど過ごすつもりでして、秋田の自然の中で心も身体もリフレッシュしてこれたらいいなあ。昨年は行けなかった白神山地にもまた行ってみたいですし、温泉もいろいろあるし楽しみであります。

 それに今回は昨年出雲にご一緒させていただいたお客様のSさん、Yさんが合流してその白神をいっしょに歩きましょうという企画も。男たちの旅パート2ということにもなっております。現地でSさん、Yさんとも別々のルートから秋田に入ってきて合流、というのがなんともいいですねえ。こういうの僕はわくわくするのでありまして、いつまでたっても子供なんでしょうか。現地での待ち合わせ、これも楽しみ。

 さて、三年目の秋田旅行、今年は昨年まで使えたお得なきっぷ、「二人の北東北、函館切符」がなくなってしまいちょっと残念。昨年は使い倒して秋田から函館、函館から青森を経由して東京と二人で48000円の料金の倍以上乗ったのですが、さすがにこういう客が多かったのかしら、廃止となりました。今年は「秋田、大館フリーきっぷ」を使うのですがこれはお一人様28100円でして二人だと56200円。昨年より値上がりしてしかも使えるルートが秋田だけの限定になってしまい、うーん復活して欲しいなあ「二人の北東北、函館きっぷ」。まあ、「二人の」だと4日間限定だったの今回のは1週間と期間はのびたのでそれはそれでいいのかしら。そんなこともあって秋田で一週間のんびりしてこようと思っているわけなのです。

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2006 1111-1113 出雲松江 男たちの旅4

 宍道湖の夕日を堪能し実にいい気分の中、僕ら一行湖畔の宿に到着。この日のお宿は島崎藤村、芥川龍之介も泊まっていたという10部屋しかない落ち着いた老舗の旅館であります。純和風建築の建物、石を敷き詰め湖を望むお庭、これぞジャパン、和の真髄でございましてこういう場所にほっとするお年頃なんですな。最近、高層ホテルなんかがどうも落ち着かない。二十代の頃は海外出張でそういうホテルに泊まれて喜んでいたものですが、やはり日本人でしょうか、今はこの方がグッときますし気持ちが楽なのです。

 通された部屋は二間続きのなかなか広いお部屋。豪華絢爛ではありませんが歴史を感じさせるたたずまいと花がさりげなくいけてあったりして細かいところに配慮がしてあり落ち着く雰囲気。お風呂は温泉でしてかなり小さい浴場ですがいいお湯でした。今回は、温泉に重点をおくというより、旅館はとにかく美味いものをだしてくれるところにしよう、ということだったのでこれは問題なし。各々ひとっぷろ浴びてからいよいよ夕飯の時間でございます。ではすべてお見せいたしましょう、この日の宴の料理を。

Rimg0042  先付けの蟹酢と、前菜の旬の味覚盛り込み

 日本海ですからね、松葉蟹が先付けでという贅沢。前菜もひとつひとつ手が込んでいてしみじみ味わいのあるものばかり。さつまいもひとつとっても上品な味、サイコロ状に切ったかぼちゃとゆりね(だったと思う)の胡麻和えも美味、鴨や鱒の寿しなどみな和の濃すぎない味わいが素敵であります。今回はお酒は控えめ。あくまでも料理に徹するというわけでビールと熱燗と常温の地酒と共にいただきました。

Rimg0043_2  椀替り、家伝料理鰻しゃくもどき鍋

 造り、三種盛り

 造りは鯛、鮪、鯖の三種。もちろんとても美味しいのですが、とにかく素晴らしかったのは写真手前の鰻のしゃくもどき。仲居さんの話ですともともと山陰地方にはしゃくというとても美味な鳥がいたらしくその鳥が絶滅してしまったのでかわりにしゃくに味の似ていた鰻を使った鍋というのを作ったそうです。この旅館の家伝だそうで、澄んだ汁に色鮮やかな葱や銀杏などといっしょに焼かれた鰻が入っております。この鰻が甘くて味があり絶品。椀の味わいも素晴らしくこれは唸らされました。鰻は宍道湖七珍(しんじこしっちん)というこの地の代表素材でしてこういう食べ方があるのか、と目から鱗でございます。これは松江にいったらまた食べたい一品ですなあ。

Rimg0045  焼き物、御殿料理、鱸(すずき)の奉書焼

 これを一度食してみたかったのです。随分前から存在はしっていましたがやっと念願かなって奉書焼にご対面。もうね、でてきたときからいい香が漂っておりましてこのお姿は超素敵!お殿様になった気分でございまする。なにかに包んだり、全体を固めたりして蒸し焼きにするというのは古今東西まずいものがあったためしがない(伊藤経験則による)。中国の乞食鳥しかり、スペインの魚の塩釜しかり、どれをとっても旨味が中に凝縮されて調理法の中でもとても理にかなっている方法なのです。とうぜんこの鱸も不味いわけがない。

Rimg0046_3  紙をめくると鱸のお姿がお出まし。ちなみにこの鱸も宍道湖七珍のひとつ。紅葉おろしのポン酢かしょうが醤油につけていただきます。僕の好みは断然しょうが醤油。鱸の奉書からうつった素晴らしい香を消すことなくしょうがと絶妙に溶け合い、そして島根特有の甘めの醤油が鱸の淡白でありながらしみじみとした味わいを引き立たせるのです。これは鱸でなく他の魚でやっても美味そう。家でイサキあたりで試してみてもいいかもしれません。それにしても先人の知恵はやはり素晴らしい。これぞ文化であります。

Rimg0047  焚だし、かぶら蒸し

 当然グジ、甘鯛であります。もう言うこと無いねえ。絶品絶品。本山葵の香とやはり少し甘めの汁がかぶらの味わいと共に甘鯛の旨味が口の中でとろけるように・・・・書いていて馬鹿らしくなるぐらい美味いです、言葉で表現することが愚かしい。出雲松江降参です。このあたりでかなりお腹もいっぱいになってきているのですが、これでもかという美味の攻撃は続くのでありまして嬉しい悲鳴だなこれは。

Rimg0048_3  洋菜、和牛炙り

 島根和牛を炙ったものにオリープオイルがかかったもの。素晴らしく美味い牛、味わい・・・なんだけどこのコースにはいらないかなあ。いや文句のつけようが無い美味さなんですよ。ただね、これだけどれひとつとってもはずれのない地のものの日本料理の中にいきなりこれはちょっとヘビーかしら。15才若ければ問題ないのですがさすがにねえ、メタボリックらしき身体の僕にはボディブローのようにこたえましたです。でもちゃんと完食しちゃったのですが。(ほんと食い意地がはっているというか・・)

Rimg0049  油もの、もろげえび

 ははは、まだご飯にたどりつかない。ここで油もの。こういう展開で喜ぶ友人をひとり知っていますが(君だよ!)僕ら三人、顔で笑って冷や汗をかいておりました。なんと五匹もから揚げのえびが。このもろげえびも宍道湖七珍、味は居酒屋の川えびを135倍ぐらい美味くしたようなもの(なんだそりゃ)。大きさも川えびのふたまわりでかくしたようなえびでして、いやあもうノックアウト寸前であります。これ先付けに蟹のかわりにでてもいいぐらいでして、まいった、ほんとまいりました。

Rimg0050 食事、釜飯と小吸い物、香の物、津田かぶ漬

 ふぅ、やっとたどりついたご飯はなんと赤貝の釜飯。おぅ、最後にこれまた素晴らしい釜飯が。もうそうとうお腹はぱんぱんなのですが、悲しい性でありましょうかまた美味そうに思うと入っちゃうのよ、胃袋の中に。赤貝のご飯は実に淡白。しみじみとした味わいであります。この薄味が最後にふさわしい気品のある一品となっております。また津田かぶというこの地方でしかとれないかぶのお漬物が美味い。あまり美味いものだからよしゃあいいのに赤貝ごはんをおかわりまでしてしまった。その後動けなくなるほどのところへだめ押しのデザート、メロンと柿が。これぞ飽食であります。うぅ、なんともいえない達成感を味わいつつ満足至極ここに旅の絶頂を向かえ酒もそこそこに早々と我々は就寝となったのでございます。

Rimg0052  で、朝起きるとこの豪華な朝食が。すげー松江、大食漢にはたまらんだろうなあ。これが名物鯛めし。手前のお茶漬け風のが鯛めしでして、これは松江松平藩主に由来する家伝料理だそうで長崎や平戸の御用船が松江に寄ったさいに用人たちがふれたオランダ料理とそばの薬味をいっしょにして考えたものらしいです。鯛の身がそぼろ状になったものと、卵の黄身、白身、のそぼろ、ねぎ、のり、をご飯の上にかけて、そこに出汁をそそいで食すというもの。これがまた病みつきになりそうな美味さなのよね。朝からいただいてもったいないぐらいのお食事でございました。ちなみに僕らは朝っぱらから熱いのを一本つけてもらって贅沢の極み。これも宍道湖七珍の蜆の味噌汁とともに朝っぱらからいただく酒はこれまたたまらん。

Rimg0054  外は快晴。宍道湖にはいっせいに蜆漁の船がでています。出雲、松江の旅はなにからなにまでついていて、しかもどれも味わい深いものでございました。松江の町をゆっくり歩けなかったのがちょっと心残りですがこれは次回のお楽しみにとっておきましょう。それにしても男たちの旅、たまにはこういうのもいいものであります。こういう旅をするとまた東京でがんばって仕事しようという気にもなるというもの。日本中の神様がこの11月に出雲に集まるという神有月に僕らもいっしょに参加?させていただきほんと良かった。導かれたね、これはきっと。Yさん、Sさんとも初めてでしたが一緒に旅ができてよかった。またぜひご一緒したいものであります。そして、旅度々旅はまだまだ続くのであります。

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2006 1111-1113 出雲松江 男たちの旅3

Rimg0025_1  出雲大社前のバス停から揺られること約20数分あまりで日御碕に着きます。このバスの中で張り紙がしてありまして、何日を持ちましてバス停留所以外の場所で乗降することをやめることになりました、というようなことが書いてある。最初なんことだか分からなかったのですが、なるほどもともとバス停留所以外の場所でも手を挙げれば停まってくれて乗り降りできたのでしょう。やはりのどかな場所でありますなあ。一緒にバスに乗っていた純朴そうな女子中学生が降りようとするとバスの運転手が「停まらないうちに動くと危ないよ」とさっと注意しましてこれまたほのぼのした光景であります。

Rimg0027_1  さて到着した日御碕は島根県の北東部、島根半島のほぼ西端の岬でありまして国立公園であります。バス停のすぐ前に日御碕神社がありまして門の横に立派な松があり、拝殿と本殿は改装したばかりらしく朱色が実に鮮やかであります。神社をでまして海岸に向かう道が遊歩道としてちゃんと整備してあり、そこから経島(ふみしま)を望む絶景の場所へ。経島はうみねこの繁殖地だそうで、荒々しい波がぶつかるその光景はひゅるりひゅるりと風が舞いうみねこ、日本海、恋に破れた一人の女、という感じであります(こっちは三人の男でしたが)。というか、火曜サスペンスの舞台みたいでもありますけどね。だいたいこういうところで崖から人が落とされ殺人があって、最後にまたこの場所になぜか犯人が戻ってきて、しかもいつからそこにいるんだという刑事が木立の陰からでてきてさ、「また会いましたね」なんて言っているのが目に浮かんでしまいます。ああ、発想力が貧困ですみませぬ。

Rimg0031_1  さて、ちょっと小雨が時々ぱらつくのですが日差しは出ていてさすが神の国、秋の山陰、海の風景は厚い雲と西日にきらきらとした波が神々しい雰囲気を醸し出しておりました。この海岸は隆起海岸がさらに波に浸食され独特の景観となっています。日本海らしいというか僕の生まれ育った葉山の穏やかな海の光景とはだいぶ違いますね。太平洋は怖さを感じないのですが日本海はなんともいえぬ怖さをちょっと僕は感じます。なんか波砕ける岩ノ下から黒い潜水服の男が上がってきそうで、というのは最近のニュースの見過ぎでありましょう。とはいえ、どこからかなぜかスチール製のロッカーが流れているのをYさんが発見して、なんでこんなところにロッカーが!とちょっと不気味でしてあの中にはきっと白い粉がはいっているのでは、とまたまた良からぬ妄想が。こんなとこまできてなにを考えているのでしょうか僕は。

Rimg0032_1  そうこうするうちに日御碕灯台につきまして、この灯台は東洋一の大きさだそうで明治36年に初点の高さ43メートル、水面からは63メートルもある美しい灯台でございました。よしゃあいいのに上まで観光客が登れるようになっておりまして、そう、ご存知のように僕は高所恐怖症でありまして下から見ているだけで十分なのですがまあ、せっかくですからとSさんも言いますし同じく高所恐怖症のYさんもしょうがないという顔なので意を決して急な螺旋階段を登ることに。

Rimg0033  ここも、出雲大社と同じく観光客は爺さん婆さんばかりでして、この方たちがまたお達者このうえない。正直びびりながらそろそろ階段あがっている僕を尻目に(まさに言葉のとおり)どんどん上にあがっていきましてどっちが年寄りだかわかったもんじゃない。最後は階段というかほとんど梯子にになっているのに、爺さん婆さんすいすいいっちゃうのよ、日本はこの人たちのおかげで今があるということがよく分かりましたです。で、その一番上の明かりを照らす部分が展望台にもなっているのでして、外を一周できるようになっている(なってなくていいんだけど)。顔面蒼白な僕とYさんはせっかくここまで上がってきたのだからと再度気合をいれて外を一周、とはいっても壁伝いにそろそろと及び腰で回りまして手すりのほうまでも行けず、外もろくすっぽ見れず、当然写真も撮れず、てな具合でもとの場所に。Sさんだけが高いところが好きだとの事で、外で手すりにつかまりながら嬉しそう。なので、僕とYさんは「ほっといてさっさとおりましょう、限界です」ということで二人で下山?。これまた、降りるのが一苦労でして下に着いたときには性も根も尽き果ててしまいました。

Rimg0035_1  僕ら一行は日御碕観光を終え、もう一度出雲大社前駅に戻りましてそこから松江までまた一畑電車に乗ります。列車の発車まで時間がありここで僕はワンセグで競馬中継を見ようとトライしてみましたがここでは入らず。ほんとワンセグって使いたいときに使えないのよね。これじゃあ意味ねえなあと思いまして、もちろんそんな時のために携帯短波ラジオを持っておりますので、出雲大社神有月の場所でご利益を期待しながらエリザベス女王杯を聞いたのですが、予想は見事にはずれカワカミの降着があり驚きましたがそれでもはずれ、という結果に。まあ、出雲まできて競馬聞いているおバカには神様もそんなことにまでかかわっちゃくれないわな。いいです、安産と世界平和で。

Rimg0037_3  とちょっとがっかり(競馬結果に)しながら電車に乗っているとなんと空には素晴らしい虹がかかっているではありませんか。しかも松江に着くころにはものすごく大きなものになっておりまして旅館につくまでの道には素晴らしいアーチがかかり僕らをまるで歓迎するかのよう。おお、これぞ神の力でありましょうか、やはり僕らはついているのでしょう、こんな素晴らしい虹を見たのは人生で初めてでありました。(神様はやはり見てらっしゃいますなあ、旅にでてまで競馬じゃないであろうとのお達しと理解いたしましたです)

Rimg0038  虹に迎えられ歩いているとあたりはだんだんと暮れてまいりまして、宍道湖畔は夕焼け空に包まれだしました。これは見事としか言いようが無い光景でありまして僕らが宍道湖畔を歩いている時がまさに日没時刻のころでありまして、これまたこの時間を狙ってきたのではないのにどんぴしゃの場面に遭遇。しかも雨が降ったばかりの厚い雲と水面に近い部分の雲が分かれ、さらにその雲の下の部分だけが切れ目となりそこに夕日が落ちてくるというなんというバランス。やはり出雲は神がかっているとしか思えない光景なのであります。

Rimg0040_3  あまりの美しさに僕らは完全に日が沈むまで見とれてしまいこの旅はまさにこの時のためにあったと言っても過言ではないでしょう。神々しいまでの夕日を見て出雲松江の旅はすべてができすぎているとしか思えないと三人とも感じておりました。僕らは神有月にこの光景の前でただただ言葉を失いなにかに導かれてここにきたのかもしれないとすら思ったのでありました。

(さて、最後は旅館での豪華な晩餐を。続く)

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2006 1111-1113 出雲松江 男たちの旅2

Rimg0008_16  朝目覚めてから窓のシェイドを上げるとサンライズは雨降る米子に着く手前。とても快適なベッドでして揺れも少なくぐっすりと寝ることができました。この寝台列車、僕はすっかり気に入ってしまいいつまでも乗っていたい気分であります。ラウンジに行ってみると鉄道ファンらしき人たちが皆一人で(5人ぐらい)窓を向いて座っておりました。やはりお好きな方がけっこういらっしゃるようでありますね。

Rimg0009_11  やがて列車は宍道湖を通り、終点出雲に到着。ここから一畑電車という地元の小さい電車に乗って出雲大社前という駅まで。今回、こういうコース設定や切符の手配、また電車や路線の説明をすべてYさんにやっていただきまして大変感謝。さすが頻繁に列車旅をしているだけに慣れたもので、今回何も移動で問題なく進んだのは彼のおかげであります。ちなみに彼は出雲大社にくるのは5回目。僕とSさんは初であります。

Rimg0011_9    一端電車は単線でごとごと田舎の道を進みのどか。途中乗換えがあり、そこで自転車をそのまま持ち込んでいるおじさんがいてびっくり。しかし電車内をよくみると自転車持込料金300円と書いてある。へえ、自転車を電車に乗せてもいいのですねえ。これもまたのどかな話であります。いがぐり君の中学生たちがぞろぞろと乗車してきます。みんな大きなカバンをもっていてどうも野球部らしいのですがこの子たちがまたみんな素朴でみんないがぐり君。なんともかわいいですなあ。そうこうするうちに出雲大社前駅に到着。

Rimg0012_3  この駅がまたレトロな味わいでなんともいいのです。こういうたたずまいはずっと残して欲しいなあ。なんでも新しくすりゃいいってもんじゃない。都会の駅なんてどれもみんな同じで雰囲気もなにもないただ新しいものに建て替えちゃいますけどね、その街のシンボリックな部分というかね、長く愛されていく建物というのを大事にしないといけませんよね。この一畑電車の出雲大社前駅は出雲の街にすっと溶け込んでいてずっとそこに自分もたたずんでいたくなる気持ちよさがありました。実にチャーミングな駅なのです。

Rimg0014_3   さて、出雲大社前駅をでるとそこは真っ直ぐと続く出雲大社の参道でありまして、すぐに大きな鳥居が。そこから涼しげな木立を抜けていくと出雲大社のお社が見えてきます。列車のに乗っているときは小雨が降っていたのですがなぜかこの頃は青空も見えていました。やっぱり僕は晴れ男なんですけど、Sさんもそうらしい。この旅はいろいろついているみたいで結局大雨になることもなく晴れ男、ここでも面目躍如であります。

Rimg0015  お社はやはりしっとりといい感じにそこに在りまして出雲が神話の誕生した土地というのが自然と納得してしまう雰囲気があります。この場所に在り続けそこを悠久の時間が流れ、人だけが絶えず変わってゆく。人間の時間なんてちっぽけなものでありますが、こういう場所で改めてその命の尊さと人間が造ってきたく文化の素晴らしさを感じてしまうのであります。

 都会にすんでいる人間はたまにはこういう空気を吸いにこないとだめになるね、確実に。人が自分Rimg0016_2 のいる世界だけがすべてだと思ったらきっとそれは大いなる思い違いでね、その足元には先人のものすごい知恵や文化の積み重ねたものがあるということを忘れて偉そうにしている輩がなんとおおい世の中でしょうか。僕は信仰心はないけれどね、こういう文化と先人の作ってきた歴史は大事にしないとと思っています。その長きにわたる時間の流れを無視して目まぐるしく変わるこの短いスパンの現代だけがすべてだと思って、そこであくせくしているだけの人間なんてため息がでるぐらいくだらない。僕は逆に少しでもその現状のめまぐるしさに足をからめとられないようにいかに人間らしさを保って生きていくか、そっちの方が大事なのであります。

Rimg0055  とちょっと脱線しましたが忘れちゃいけない!、大事なのは出雲大社での安産祈願。そうそうなぜ出雲に来たのかを忘れてこれをしないとやばいやばい。というので、お賽銭を二箇所で投げて祈願いたしました。そして安産のお守りもゲット。よし、これで旅の目的は果たしたも同然、さあこれからはゆっくりと楽しむぞ(いや、目的はあくまでも安産祈願ですからっ)。とにかく出雲大社は縁結びで有名なところですが、安産祈願もちゃんとやっております。そして、家内安全、商売繁盛、交通安全から世界平和まで僕が東京中野代表で祈ってまいりました。中野周辺は当分安泰でありましょう。

Rimg0022  出雲大社はゆっくりと時間をかけてみて回りまして気持ちの落ち着く素敵な場所であることがよく解ります。また、観光客も思ったほど多くないですね。どうも、東京あたりだと鶴が丘八幡宮だとか明治神宮だとか思い出しておじいさんおばあさんの大群を想像しちゃいますが、やはり山陰(ってどういう意味?)そのおじいさんおばあさんたちも控えめな感じの人数でありました。それにしても、この出雲大社、若い人たちいないなあ。ちらほら女性同士の二人連れ三人連れはいましたが、若いカップルまったくなし。そりゃ縁結びだから、カップル関係ないっちゃないけどほんと若い人みない場所、というか松江にしてもどこもお年寄りばかりな気が。うーん、山陰はそういう場所なのか、っていったらご出身の方に怒られちゃうかしら。

Rimg0023_1  そうそう、僕らはなぜか絵馬がかかっている場所になると立ち止まって絵馬に書かれていることを読みながら大爆笑。これ、あんまりお行儀よろしくないですが、この絵馬に書かれているお願いがそれぞれ人がでていて楽しいのよ。かなり切羽詰ったものがあったり、あまりに控えめなお願いがあったり。文法的にこれはどうよ、みたいのとかを三人で批評しながら絵馬という絵馬を鑑賞?いたしまして自称絵馬ウォッチャーであります。縁結びですからね、やはり恋愛成就に関してが多いですが中には「事が発覚しませんように」とかやばそうなものも。Yさんが以前みたものには「医師免許が剥奪されませんように」というのもあったそうですから思わず心情暴露しちゃうのですなあ。それ第三者が客観的に見るとめちゃくちゃ面白かったりして。いやあ、悪いお遊びでしたかしら、罰当たりですな。

Rimg0024_1  出雲大社を後にして次に行く前にせっかくなので出雲蕎麦を。最初に行った蕎麦屋がえらい混みようで中に通されたのに、またそこで待たされることに。バスの時間もあるので、さすがにSさんがここでて違う店にしましょうというので近くの割とすいているお店にチェンジ。ここが大当たりの美味い蕎麦屋でありまして、混んでりゃいいってもんじゃないのよね。Sさんの嗅覚もさすが。つきは続いているようであります。大満足の出雲蕎麦の汁はすこし甘め。蕎麦は太切りでこれはまるでパスタのよう。なかなかこの甘めの汁と合う、初体験の美味さであります。こりゃきっとトマトソースと合わせてパスタにしても絶対いけますよ。この三段の割子蕎麦をつつっと食べて腹ごしらえ完了。そして僕ら一行は次目的地、日御碕をめざします。

さらに続く

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2006 1111-1113 出雲松江 男たちの旅1

Image002_1  いきなり旅に出てしまいました。まあ、いきなりと言ってもですね、一応前もって計画していたのですが今回は連れのお方とは別行動の旅でしてしかも野郎三人。僕のお店のお客様でありますSさん、Yさんお二人とお店で話しているうちに決まった企画であります。なんか旅でもしたいですねえ、なんて話しているうちに盛り上がってきましてしかもスケジュールも調整したらばっちり合ってしまった。というのもです、僕の連れのお方が青森で友人の結婚式にでなければいけないという日(11月11日土曜日)と、Sさんが名古屋で結婚式にでるという日がまさに一緒の日ということが発覚。それならSさんが名古屋あたりで合流して僕とYさん三人でそこから旅ができるじゃないですか、と一気に話がまとまりました。僕としては土曜日休めばいいわけで(って簡単に言いますがちょっぴり後ろめたさもあるのですよ!)、月曜の夕方までに東京に戻れば仕事もできるというわけであとはSさんYさんもお仕事をお休みとっていただいて(彼らは日曜も仕事がある人たちですので)準備は整ったのであります。

Rimg0002_25  そして、決行までの数ヶ月の間に何度か僕の仕事が終った後に密かに計画を立てていきまして、なんか男ってこういうことにワクワクしてこの時点から旅は楽しいのでありますねえ。まさに大人の秘密基地ごっこみたいなものでしてせっかくこの三人で旅するなら寝台列車で行くのはどうよ、とか寝台なら僕がワイン持ち込むのでそこで三人グラスで乾杯というのはいいじゃない、とかチケットの手配はじゃあYさんで、宿は美味しい料理がでるところをSさんでと、大の大人がはしゃぎながら決起集会をしまして、そして次第に旅の行程が決まっていきました。

Rimg0003_19  結局、寝台列車ははずせん、ということになりそれならちょっとお洒落でかっこいいサンライズという寝台列車がいいじゃないか、ということになりました。このサンライズというのはサンライズ瀬戸、サンライズ出雲とふたつありまして、瀬戸は高松、出雲はその名の通り島根県出雲に向かいます。東京駅からは瀬戸と出雲は連結されていまして、朝、岡山で切り離されて目的地に向かう列車であります。高松か出雲かというので迷いましたが出雲にはあの出雲大社があり、連れのお方の安産祈願に行くと言えばこれは大義名分がたつということで(いや、それが目的なんですが・・・)男たちの旅路は出雲松江ということに決定したのであります。そして目的は一に出雲大社にて安産祈願、二に寝台列車、三に美味いものを食う(順位は参加した人によって違いますが)ということで後は決行を今か今かと待ったのであります。

Rimg0004_11  出発時刻は東京22時ちょうど、この時刻にでるというのが寝台の醍醐味というか浪漫でありますなあ。ちなみにSさんは名古屋にいるのですがこのサンライズ出雲は名古屋に停車しないので、静岡まで戻ってもらってそこから乗ってもらうことに。ご苦労様でありますがそれもまたなにか楽しい。僕とYさんは列車の中で合流、22時定刻どおりに列車は東京駅を滑り出しました。

Image004_2   さて、このサンライズ出雲、これが素晴らしい寝台列車でありまして昔のブルートレインとはだいぶ違うニュースタイルの寝台です。とはいっても、前回乗ったカシオペアのように超豪華というのでもなく、かといってチープでもないほとんどが個室の寝台列車です(一部昔ながらのごろんと寝たままののびのびシートもあります)。ツイン個室もありますが、シングルの個室が一番いい部屋となってましてこれはビジネス列車としての部分もかなりあるという意味でありましょう。もちろん、観光として乗っている人も多いですし、夫婦や一人の鉄道マニアタイプの方もちらほら。僕は知らなかったのですが鉄道ファンでは乗りたい列車の一つらしいですね。今回は僕とYさんはせっかくなので個室のいい部屋をSさんは本人の希望でのびのびシートの方を選択。僕の個室でYさんとSさんが静岡から乗ってくるまで車窓を眺めながらビールで乾杯。いっしょに並走していた名古屋行き新幹線の窓からこちらに熱い視線を浴びましてちょっと優越感に。

Rimg0006_edited  二人とも嬉しくてにやにやしながらビールをぐびぐび。ご満悦でいい気持ちで話をしながら夜行列車の雰囲気に浸っておりました。あっという間に時間は深夜0時をまわり0時20分静岡着。Sさん無事にサンライズに乗車できまして僕の部屋にきてくれました。それから各々シャワー浴びて(この列車にはシャワールーム完備)その後談話室というラウンジに集まって僕が持ち込んだボルドーの赤で乾杯。これをやりたかったのよね、夜行列車で赤ワインを、しかもグラス持込で飲むっていうのをね。グラスは百円ショップで買いまして、今は百円なのに立派なのが買えるのですよ。消費経済もここまでくるとこれは恩恵なんだか、単なる無駄なのかわからなくなってきますが今回は野暮なことはいいっこなし。バルサミコ酢で漬けたワインに合う鯖鮨というのにオリープオイルをかけたものを肴に三人で旅が実現できたことに乾杯です。夜は列車の進行とともに流れていき、ワインの心地よい酔いと共にスタートから素晴らしい旅となりました。この旅はこの時点からすべてがストライクど真ん中、大当たりでして、この後もそれは続いていくのであります。

続く

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2006 0815-19 四、五日目

2006夏の旅、四日目、プラス五日目、函館朝市そして東京のはずが篇

Rimg0030_1  この旅行、出発から秋田、函館とずっといい天気に恵まれたのでありますが、東京に帰る4日目の函館は朝から雨模様でありました。このときは、まだこのぐらいの雨なら最後だしいいよね、といった感じでして朝10時前にホテルを出て函館名物の朝市へ。

 駅からすぐのところに朝市はあり、とっても便利です。まあ、実際は御土産専門の商店街と化しているようでありまして実は地元の人たちがいく市場は別の場所にあるとのこと。それでもぶらぶら歩けば涎のでそうなものばかり。

Rimg0027  当然、僕ら朝から食い気満々で挑んでおりますからいきなり海鮮の丼なんぞをだすお店に入ります。丼はトッピングを選ぶことができまして、僕は普通のサイズでイクラとウニとイカ、連れのお方はミニサイズでボタンエビとイクラとイカというセレクトでございます。ああ、見ているだけでたまらない、また食べたくなるという代物。味は言うまでも無く美味。イクラやウニなど東京で食べているものとは別物(まあスーパーなんぞで売っているやつですが)の味がします。鮮度がいいからなんでしょうか、塩味がきつくなくて自然な甘みと旨味があるのよ。なんて文章で書いても意味ないですが。すみませぬ。

Rimg0029_1  僕らは海鮮丼だけでは飽き足らず、たらば蟹の足も朝っぱらから焼いてもらい食らいつきました。そりゃあこんな贅沢こんな時だからこそしないと損だわという、こと食い物になると思考回路がショートする二人。店の外ではこのようにイカが生簀で泳いでおりましてこれ見ているだけでも涎が出てくる始末であります。連れのお方はこのあとも歩きながら蟹まんなんぞを購入。さすがに頭が下がりまなあ、しっかりとそれも完食。

Rimg0034_1   いくら食い意地がはっているとはいっても、函館に来て五稜郭も見ないで帰るのもなあ、ということになり最後にタワーに上って函館の歴史的名所を見下ろしました。確かに星型がはっきりとわかります。なんかいいセンスだなあと改めて先人のモダニズムに感心しました。ここでのよく知られている歴史的な話はともかく、ここには日本的なものと西洋的なものが上手くフュージョンされて見事な形になったことが素晴らしいと思います。まあ、その東洋と西洋の見事な融合の形の上で保守と革新が戦ったというのもなかなか面白いことでありますね。

Rimg0035  まだこの五稜郭ができた頃までは完全に東洋的日本的なものを切り捨ててなんでも西洋的なものがいいのだ、という考えになっていなかったのではないかと思います。どこかに日本的なものの良さを残しつつ西洋的なもの(外部の文化的要素)を取り入れて新しいものをクリエイトしていく。本来文化とはそういう歩みがいいと思うのですが明治維新以後の日本はどうもその日本的良さをすべて切り捨ててしまったところが残念に思うのであります。今、この五稜郭のようなモダニズムというのが日本、そして東京のような都会にあればこの国は文化的にもっと素晴らしい国になっていたのではないか、と思うのは僕の妄想でありましょうか。

Image034_1  さて、この後未練がましい僕らは最後にまた回る寿司屋さんで函館の海鮮を胸いっぱいに(いや腹いっぱいに)なるまで堪能して3時半過ぎ発の八戸行きの列車に乗るために駅に。すると、そこでは青森での大雨のために大幅に列車が遅れて函館に到着しており駅がごった返しておりました。あれ、こりゃまずいかな、と思っていたのですが、僕らの乗るスーパー白鳥は大幅に遅れており、その前に到着する白鳥に変更されておりました。しかも全席、指定から自由席に変更。まあ、列車が変わってしまったからしょうがないのでしょうが、お客からはみな文句が。指定わざわざとってきた意味ないですからねえ。

Rimg0039_2  それでもこの頃はまだ、八戸の新幹線には間に合うだろうとおもっていたのですが、定刻より10数分送れて発車した白鳥は北海道の端に近い木古内で止まったと思ったらぜんぜん動かない。どうも、青函トンネル抜けた青森の区間で集中豪雨のためストップしてしまったらしいのです。時間は刻々と過ぎていきましてさすがに僕らも焦りが。やはり晴れ男の僕と晴れ女の連れのお方、二人いっしょだと凄い快晴か、凄い嵐かというのはここでも実証。って嵐は実証されなくてもいいのにねえ。

 結局前の日にホテルで飲もうと思って買ったのに飲めなかった竹鶴12年がここで役に立つことに。旅にウィスキーのポケット瓶はやはり携帯しておくものなのでしょう。僕はこういうアクシデントはけっこうすぐに気持ち切り替えて楽しもうと思うタイプなので、もうこの時点でもう一泊どこかでして美味しいものでもまた食べて帰ればいいやと思っておりました。列車はその後動き出しましたがまたすぐ止まり、結局青森に着いたのは19時20分ごろ。これで八戸の新幹線最終は間に合わないのが確定。あとはJRがどういう対処してくれるか、ということでしたが・・・。

Image0341_2  八戸にようやく着いたのはもう21時近くでして、ここでのJRの説明は仙台までは今日中に行くことができるとのことでして、もし東京にそのまま帰りたい人は新幹線で車中泊してくださいと言われました。僕らはこの旅行「二人の北東北きっぷ」という15日から18日まで4日間有効のお得切符を使っておりまして、その切符には天候や災害での変更は受け付けないと書いてあります。ですので、車中泊して帰るか、仙台までで降りちゃって、翌日、東京まで新たに切符取り直すしかないのだろうと思いまして、結果どうせだから仙台の連れのお方の弟に会って帰るか、となり仙台下車を希望。そして仙台着23時、駅の改札をでようとしたところ駅員さんに呼び止められました。

 「ここでおりちゃっていいの?東京まで帰るんでしょ」

 すかさず連れのお方が「青森の大雨で仙台までしか帰ってこれなかったんです。この切符じゃだめなんですよね」と懇願するような顔で訴えるとそのやさしそうな駅員さんが「わかりました、なんとかしましょう。明日指定は取れませんが自由席で東京までこの切符で帰れるようにしますので、また明日ここに来てください」とのお言葉。さすが、連れのお方!この人が頼むとゲームセンターの店員もただでぬいぐるみくれたり、懇願の秘訣を会得しているらしい。

Rimg0040_2   結果、車中泊もせず、仙台まで来て大正解。連れのお方の弟くんに久しぶりに再会して、仙台のビジネスホテルにすぐにチェックイン。そして居酒屋で疲れを癒しながら三人で乾杯しましてその後就寝。

 翌朝はせっかく仙台に来たからには食べずには帰れまい、ということで仙台名物牛タン定食を。ほんと最後まで相変わらずの食い気でありまして、この牛タンを食べることができて仙台にきたことをけっこう喜んでいたりするのであります。

 そして昼過ぎの新幹線で東京へ。無事我が家に一日遅れで到着。最後のアクシデントもたっぷり堪能して目一杯楽しませていただきまして、今年の夏もいい思い出となりました。

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2006 0815-19 三日目

2006夏の旅、三日目、はるばる来たぜ函館篇

Rimg0078_1  秋田を満喫して三日目、17日の朝に連れのお方の実家から近いJRの二ツ井という奥羽本線の駅までご両親に車で送っていただきました。この日は、ここから函館に向かいます。人影もまばらな駅はなんとものどかな雰囲気。青森までの特急は日に何本も無くこれを乗り遅れると大変になってしまいます。10分前に駅に着き、特急かもしか1号が定刻で発車。ご両親と手を振ってお別れであります。

 さて、かもしかは青森まででして、そこから今度はスーパー白鳥という特急に乗り継いで函館まで。当然、青函トンネルを潜っていくのでありまして、人生二度目の津軽海峡下を通過いたしました。前回はカシオペアに乗ってでしたので寝台で寝ている間に通過、ちょっと残念でしたので、じっくり体感。しかし、ただ、真っ暗な中を走っているだけで、なにも見えず(当たり前ですが)、海底駅通過もまあこんなもんか、という感じ。あっというまに北海道に抜けておりました。この青函トンネルを通過する北海道新幹線の工事にこれから着工するらしい。うーん、新幹線、本当に必要なのかしら。

Rimg0081  青森から2時間半ぐらいで函館に到着。逆巻く波もどこへやら、快適に午後4時にはホテルにチェックインです。すぐに出かけようと思ったのですが、連れのお方が食べたいものがあるとのこと。函館でとても有名な(函館しかない)ファーストフード店のチャイニーズチキンバーガーをホテルの近くの店で買いまして、トライ。連れのお方は学生時代(弘前にいた)によく函館に遊びにきて、これを食したそうです。このチャイニーズチキンバーガーは鶏のから揚げが甘辛いソースに浸っており、かなりのボリュームでバンズに挟まっております。さすがに連れのお方、学生の時のようにはいかずあまりの量にちょっと後悔していたようであります。

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 さて、函館観光というわけで先ず港と赤レンガ倉庫へ市電に乗ってでかけました。まあ、港町らしい雰囲気ですな。そして倉庫街はお決まりのショッピングモールとなっておりまして、お土産屋が一杯。この光景はいまや札幌でも小樽でも横浜でも神戸でもどこでもいっしょだなあ。また、レンガの倉庫の中をお土産屋にしているというのも、札幌ビールファクトリーなんかもそっくりだし。ちょっと異国情緒と、赤レンガがお洒落というステレオタイプ的発想は今や、日本全国どこでもいっしょなのでありましょうか。そうそう、かならず赤レンガ倉庫には地ビールのビアホールがあるしね。

Rimg0008_13  もはやここだけみても函館だかどこだかわからないというのが感想であります。まあ、お土産屋が集中しているのでとりあえずここで全部買えばいいや、という気楽さはありますが。とはいえ、夕暮れの倉庫には西日があたり、それは綺麗な場所ではありました。海の風を受けながらぶらぶらと散歩するのはなかなか気持ちよかったでございます。ただ、北海道もっとカラッと湿度低いかと思っていたらかなり蒸し暑かった。道南はちょっと違うのかしら。

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 日が落ちだんだんとあたりは暗くなってまいりまして、倉庫街もライトアップ。それなりの雰囲気にはなっております。函館に来て夜になってくれば当然のように夜景でありましょう。函館山のロープウェイ乗り場までここから徒歩で。坂の多い港町というのが長崎や神戸を彷彿とさせます。結構急な坂を上がっていくとやっとロープウェイ乗り場に。まだ、完全に夜になっていないので行きのロープウェイはすいていまして、あっという間に函館山展望台に到着。ここで、夜景を見ながらのビールは美味かったですねえ。

Rimg0017_4  デジカメで夜景なんてまともに撮れるわけないだろうと思っていましたが、固定して8秒の開放で撮影したらまあまあな感じに。この日の夜はもやも、霧も、雲すらなく素晴らしい夜景となりました。夏にここまで綺麗に見える日なかなかないらしくて、ここでも晴れ男(晴れ女?)の面目躍如であります。

 ちなみにこの両サイドが海のくびれを見て北海道の地図を思い出す人がいますが、あの地図で見るくびれとは違いますからね。そんなに函館でかい場所ではないですから、とりあえずご忠告。(いやあ、ほんと間違えている人多いらしいですよ、貴方は大丈夫?)

Rimg0018_2   さて、お腹もすいてきましたので(というか展望台が中国人観光客でいっぱいになってしまったので)またロープウェイで降りて、さらにタクシーに乗りホテルの近くの居酒屋さんに。やっぱり函館に来たからには海の幸を。先ずはこれ珍しい(東京暮らしの僕らには)、ホッケの刺身。食べてみるとけっこう美味い。脂がいいぐあいにのっていて、新鮮なら刺身もいけることが判明。

 そして函館ですから当然真いかの刺身。生け簀で泳いでいるのを刺身にしてくれます。ですので、まだ足が動いている状態。これを気持ち悪いと言わないで食べれるのが文化というもの。僕は美味そうだとおもいましたねえ、動く足が。やはりそれが真の日本男子(女子もいた)でありましょう。

Rimg0019_6  ね、北海道出身の人がよく言うように白い色のいか刺なんて食えるか、というのが納得です。ほんと新鮮ないかは透明なのであります。また、歯ごたえもあってパリパリした感じ。この食感は東京じゃ味わえないですねえ。もちろん、味も素晴らしいのでありまして酒が進んでしまいます。

 写真のげそは刺身の後に一度厨房に下げてから焼いて出てきました。その心くばりも憎い。そのほかにチャンチャン焼き(鮭と野菜の味噌焼き)などで焼酎をいただき大満足。さて翌日朝市に行くのに備えて早めに引き上げました。そして明日は東京に帰るはずでしたが・・・。続く

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2006 0815-19 二日目

2006夏の旅、二日目 秋田の山と海、県北の自然篇

Rimg0024  この日も抜けるような青空、快晴であります。我ながらほんと晴れ男だなあと思いますよ。昨年も同じく快晴、秋田はやはり相性いいのかしらん。

 朝、連れのお方のご両親が車で八森方面までドライブしながら案内してくれることで家族4人で出発。住んでいる合川から続く道の右を見ても左を見ても眩しいぐらいの美しい田園風景。これならどこもいかなくてもいいじゃないか、と思えるぐらいであります。もう、東京でこういう光景に飢えている僕としてはすでにここでおなか一杯なぐらい圧巻な自然を満喫です。

 水は澄み、美しい川が流れ・・・あれ、藤琴川って書いてある。もしやここは!と思っていると、母上が「ここ、ここ、あの綾香ちゃん事件の」と教えてくれました。そうなんですよ。あの有名な事件はここで起きまして、そりゃあこの数ヶ月凄い騒ぎだったそうであります。

Rimg0026_2    なにしろ、この美しい田園風景にそれほど多くない人が住んでいるところに、東京から取材の人々がどっと押し寄せたらしく、数少ない旅館は満杯、のんびり営業していたタクシーはフル稼働。事件書かれた雑誌はあっという間に書店、コンビニから消え、東京からわざわざ送ってもらう人も。職場、学校では毎日その話題で持ち切りでもう祭り状態だったらしいです。でもね、こののどかな自然と暮らしの中で、あんな非日常的事件が起こり、そしてそれといっしょにマスメディアがどっと押し寄せたら祭りになりますよ。どうしたってテンションがハイになっちゃうでしょうしね。あまりにそのバカ騒ぎとこの自然と人々のどかさが対比的に見えてしまうのは僕が都会になれてしまっているからなのかもしれないのですが。ともかく、こういう場所でもああいう事件が起きるし、むしろ逆に今ではある意味都会とは対比的な意味で特殊な場所だからこそ起きるのか、という問題も含んだ現代を象徴する事件であることは間違いないのです。こういう場所に来てまでそういうことを想起してしまう、これも今という時代、しょうがないことなのですねえ。

Rimg0025  まあ、この話はここまでにして、自然はそんな人間の騒ぎとは関係なく雄大にそこに在るのして、畑の真ん中を真っ直ぐ続く道の途中で車を停めれば、そこは360度パノラマに広がる空。広大な場所にはさえぎるものは何もなし、もうつきなみですが自然の中の人間なんてちっぱけなものでありますなあ。もう、ここにたっているだけで自分がどんどん浄化されていくようです。これでいいじゃないの!東京でつまらんことで右往左往しようが、息苦しくなったらここに帰ってくればいいじゃないの、と。第二の故郷がこんな素晴らしい場所にできたことは今、本当に誇りに思いますです。

Rimg0030  さて僕一人で「おおっ!!」とか言って勝手に感動しているのとは関係なく、連れのお方とご両親は楽しそうに会話。「あんた、ババヘラ買ってあげようか」と母上が連れのお方に。すると「あれは大腸菌たくさんついてそうでやだあ。でも懐かしいねえ」との答え。ん?なんすか、「ババヘラ」って?

 これ秋田県の人ならみんなしっている言葉らしいのですが通称「ババヘラ」とはこの人たちのこと。このおばさんたちがこの格好で道のあっちこっちに座っているのでして、それは農道の真ん中だったり、駐車場だったり、すごい辺鄙な場所にぽつんといたりするのです。さて「ババヘラ」とはなにかということなんですが、このおばさんは実はアイスクリーム売りなんですね。じゃあなんで「ババヘラ」かというと、なんとババアがヘラでアイスをカップにすくって渡すからだそうです。いあや脱力しちゃいますね、凄いネーミングだなあ。それがしかも一般的にとおっているのも凄い。このおばさんたちトイレもまわりにまったくないところにぽつんと座っているので、それで連れのお方は「きっと用を足しても手も洗わないでヘラですくっているに違いない」と踏んでいるのだそう。「ババヘラ」秋田の夏の名物だそうであります。

Rimg0039_1   そうこうするうちに車は八森の海岸に。この風光明媚な景色はもうなにも言葉必要ないでしょう。晴れ渡った先には男鹿半島も見える。海岸線は昨年乗車した五能線が走っています。夏の日の日本海は実に穏やかでとても冬の厳しさはここからは想像もできません。この八森という場所はハタハタ漁で有名な場所でして、民謡の歌詞にもでてくるのでご存知かと思います。毎年、冬にご両親からハタハタを送ってもらっているのですがこの小さな港から水揚げされているのですね。

Rimg0037

 もうどう撮っても絵になっちゃう場所でして今も思い切り息をすいこめばあの風の匂いがしそうなぐらいです。あんまり美しい場所の連続で感覚が麻痺しちゃうみたいでして、このとき僕はなんかぼうっとして立っていたみたい。ここで夕暮れを見たらまた素晴らしいことでしょう。いつか夕日が落ちるのを五能線の車窓から見てみたいものであります。

 夏の日差しは相変わらず強いのですが東京で感じるのとは違いその日差しですらやさしいい光に感じます。この開放感、この空気、少しは伝わるでありましょうか。

Rimg0040  特に八森から山道を上がっていくと空気はさらに澄みきっていきます。ほとんど林道といってもいい道はガードレールもほとんどなく、対向車がくるとすれ違うのがやっと。一歩間違えると急な谷底に、というけっこうスリリングな道でしてそこを父上の4WDは慣れたものでスイスイ上がっていきます。僕は高所恐怖症の小心者なので顔では笑いながら手にはじっとりと汗をかき、内心そわそわ。やっと車を停めてもらうとほっと一息です。

Rimg0043  しかし、そこはまたまた素晴らしい眺めの場所。まったく人が普段入っている気配のない静かな山の中。もちろん、熊さんはたくさん生息しているのは間違いありません。かなり高い場所まで上がってもらいましたが先には八森の海が見えます。このまま上がっていくと道は行き止まり。先は白神の山々となり入山には制限があるわけです。前回、白神のブナ林は父上にガイドしていただいたので今回はパス。また、白神はいずれ訪れたいものであります。それにしてもほんと絶景ですねえ。

Rimg0046_1   ちなみに連れのお方は蜂やアブがいるのでやだ、といって車から一歩もでませんでした。途中で出会った地元のおじさんが「アゥンブ、あぅんぶねぇ」(訳、アブ、あぶない)と洒落じゃなくマジで言っていたのが今でも頭から離れませぬ。

 山道の途中には湧き水も。手が切れるように冷たく美味。道の脇には小さな清流、もちろん岩魚や山女が釣れるそうです。ああ、一ヶ月とはいいませんから一週間ぐらい毎日こんな清流でのんびり釣りなんぞしたいものですねえ。僕から見るとないものねだりかも知れませんが、こういう生活のほうが今はずっと魅力的に感じてしまうのです。

Rimg0048_2  山を降り、また八森の海岸にあるドライブインのようなところで休憩。ここでビールとイカの一夜干し、サザエのつぼ焼き、生牡蠣などで乾杯。いやあ、たまらん。このイカがめちゃくちゃ美味い!なんでかしら、東京で食べる一夜干しなんかより味がしっかりしていて肉厚で歯ごたえもある。やっぱりその土地でその土地のものを食べるのが一番美味いのです。そしていつも言うことでありますがそれ以上の美食や贅沢って本当はないと思うわけです。

Rimg0029  まあ、僕はこれで十分というか、これからの人生は余分なものを削っていってこういうシンプルなものやシンプルなスタイルにしていくのがいいように思ってきました。うーん、やっぱりいずれ都会を脱出して田舎暮らし目指そうかなあ。(連れのお方はムリムリといって相手にしてくれませんが)

 帰りには道の駅によって御土産を物色。道の駅って都会だと馴染み無いですが、車の道路沿いにドライブインみたいにしてところどころにあり、そこでは休憩ができ、そこの土地の食べ物が食べれたりできるようになっています。また、近くの農家の人たちがスペースを分けて毎日取れたての野菜や、山菜、きのこなどを出品しています。これも実に楽しい。

Rimg0028 夏だからこその、濃い色をしたナスやトマトは実に新鮮。こういうものを必要な分だけ美味しく料理したらそれだけでいい。無理に季節じゃないものや、遠くから取り寄せないといけないものじゃなくても、十分なんですよね。こういう場所にくるとそう思うのだけれど、これが都会に帰るとやれイベリコ豚だ、ムール貝だと騒いでいる自分が悲しくもありますです。(まあ、根っからの食いしん坊の悪食なものでしょうがないか)次回はこの素材を使って秋田で料理をしてみる、それもいいなあと今思っております。

 素晴らしいドライブと案内をしていただきご両親には大感謝です。このあとも、一度家に戻り、再出発。夜は山の中の阿仁というマタギの里でも有名な場所での花火大会に。人もそれほど多くなくゆったりと間近で久しぶりにみる花火(たぶん香港返還時のヴィクトリア湾以来)は想像以上に美しく楽しい一夜となりました。そこで食べた馬肉の煮つけとビールもウマかった。秋田は今年も最高にいい思い出となったのであります。

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2006 0815-19 一日目

2006夏の旅、初日 秋田内陸線篇

Rimg0002_16  またあの風景の中に帰ることができる。僕がこの夏、連れのお方の実家に行くことを決めた時に先ず思ったことであります。昨年、初めて秋田県の北秋田市(もと合川町)を訪れてからすっかりあの自然に心を奪われてしまい、再び1年後に再会できることに「僕はこの秋田の自然といつかこういう関係ができる運命だったのか」と常々一人納得していたぐらいです。それほど僕には連れのお方のご両親にお会いできることも然ることながら、この県北(秋田の北側)を訪れることは無上の喜びであり、日々の生活で少しづつ自分の中で削られたものを再び取り戻す大切な時間でもあるようです。

Rimg0005_5  さて、そういう想いと共に今回の旅でどうしてもしたかったこと、それは秋田内陸線に乗って行きたいということでした。秋田内陸線とは秋田県を真ん中で南と北を結ぶ鉄道でありまして、もともとは角館と松葉までを結んだ角館線と、鷹巣から阿仁合、比立内までを結んだ阿仁合線をつないだものが現在の秋田内陸縦貫鉄道であります。   全長94.2kmの深い山々の中を走るこの線はここのところ駅を利用する人々が過疎化と共に減少しいつ廃線になってもおかしくないと言われています。せっかくこの地と繋がることができた僕としてはどうしても今のうちにこの鉄道に乗っておきたい、そしてその車窓から見ることができる風景を目に焼き付けておきたい、さらに人の暮らしと自然との関係がこの車窓からなにかが見えてくるのではないか、そんな期待もあり僕らは角館から合川まで約2時間ちょっとの鉄道の旅を選んだのであります。

Image0091  一両のディーゼル列車、この緑かわいいのがコトコトと山間を走っていきます。それは何か僕の生まれるはるか前にタイムスリップしたかのような感覚になるほど、強い夏の日差しとともに僕には白昼夢のように思えるぐらい優雅な時間でした。まあ、連れのお方は乗って15分ぐらいで「ああ、退屈だあ」といって飴を舐めておりましたが。僕には退屈するどころか、もう窓に顔を貼り付けて外をずっと見ている子供そのもの、だんだんと山の深いところに入るにつれ変わり行く風景に魅せられっぱなしでして、ため息の連続であります。

Rimg0007_17    では夏の内陸線の車窓からの風景を何カットかお見せいたしましょう。あたり一面緑一色、深い山の色が目から入ってくるとすっと全身から力が抜けていくのがわかります。身体がそういうことを欲していたのが瞬間にして理解できるのでして、ああ、ここに帰ってきたかったのは僕の頭だけではなく身体すべてなのかと改めて納得するのでした。

Rimg0011_5  空は高く空気は澄み渡り、夏の日が眩く木々の緑をさらに色濃く映し出しています。 まっすぐと続く単線はこの風景にそのまま溶け込みまったく違和感がありません。それはこの土地の生活に内陸線という鉄道が長きに渡り普通にそこにあるものとして利用されてきていつの間にか自然の一部になってしまったみたいにすら感じます。別に感傷的になりたくてこの鉄道に乗ったのではないのですが、なぜか疼くものがある、それは日本人ならではの郷愁というものがここにあるからなのか、それはブラジル人のサウダージみたいなものなのか、そんなことを夢のような風景を見つつ考えていた僕であります。

Rimg0012_2  時間というものがこの地ではゆっくりと流れているようでして、川のせせらぎですらスローモーションのように僕には見えてくる。何十年もかわらずこの木々はここにあり、水はここを流れていく。人間だけが絶えずあくせくしていてそこでの中心のように思い上がっていても結局はこの自然には勝つことはできないだろう、僕は今回そう確信しました。結局、人はここに帰り、この地の土や水に返るしかないのでしょう。むしろ自分はそういう存在であるということを認識することに嬉しさすら覚えるのは年のせいだとは思いません。きっとやっと気づきだしたということなんだと思うのです。

Rimg0014_2   ああ、やっぱりちょっとセンチメンタルになってしまうなあ。そのぐらいの想いになってしまうというのがこの写真をみていただければ少しは解ってもらえるのではないでしょうか。それにしても、僕と連れのお方はほんと晴れ男と晴れ女でして、こういうドピーカンになってしまうことが多いのであります。そうでなければ大嵐という極端なことになるのでありますが、まさかこの旅の最後にそっちもくるとは。まあそれはまたあとでということで。今も僕はこの写真をみながらため息をついてしまうのであります。

Rimg0018  最後に一番のどかなカットを一枚。僕らが下車する合川の数駅まえから乗ってきたおじさん、いきなり靴を脱いで座席に足を伸ばして仰向けに寝てしまいました。僕は唖然として見てしましたが周りの乗客は何事もないように普通。ああ、ここではこの姿すら自然なことなのねえ、と思わず苦笑であります。結局、僕らが合川で降りた時もそのおじさんは寝たままでした。でも、なにかほっとしてしまった場面でしたねえ。コトコトと走る列車でおじさんは気持ち良さそうに寝ていていい光景でありました。(都会だったらそうは思えないのだけれどなぜかしら)

Rimg0017_3    内陸線に今回乗れて本当によかった。この車窓から見たこと感じたことは大変貴重な経験になったことは言うまでもありません。そしてそこにはただ自然があるだけではなく人がその場所に溶け込むように生活しているという事実。それを支えてきたこの鉄道がいかに人と自然を結ぶ役割を果たしてきたのか、それなのに今役目を終えようとしている現実。ノスタルジーだけでは理解できない問題もある、だけれども今ではここでしか感じることのできないものある、複雑な想いと胸が一杯になるほどの素敵な想いと共に僕は下車したのであります。

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ただいま

 午後3時前に我が家に到着。アクシデントもありましたが充実、濃密な旅でありました。さて、今度は東京で濃密な時間を作っていかないと。

(旅の詳細は来週でも、少し休んで来週に備えます)

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ようやく東京へ

ようやく東京へ

仙台11:40分発やまびこで。仙台の駅員さんはやさしく、自由席なら東京までいままでの切符で行っていいとのこと。助かった!

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なんとか八戸

なんとか八戸

やっと新幹線に乗れました。ただし仙台まで。やはり東京に行くには新幹線ホテル(車中泊)か、仙台下車するしか手はなし。ならば明日牛タン食べてから帰ろうっと。旅行が一晩のびました。

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やっと青森着

やっと青森着

こりゃ今日中には帰れなくなりました。八戸の新幹線最終にも間にあわず。仙台までは行けるらしい。そのあと東京まで行く場合は車中泊だと。それは避けたいので仙台泊で仙台ー東京の明日の新幹線のキッブ買って帰るしかないみたい。まあ、これも旅であります。

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列車止まる

列車止まる

北海道南端の駅、木古内で大雨の為列車止まる。はたして八戸には何時に着けるのか?また新幹線に乗って本日中に東京に帰ることできるのか?

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大雨のために

大雨のために

帰りのスーパー白鳥が白鳥に変更に。時間は遅れ指定席がすべて自由席に。大慌てで並ぶことに。指定席料は払い戻すと言っていたが僕等の切符はお得周遊切符なので関係なし。JRの都合で勝手なことをされちょっといらいら。

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帰る前に

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鮨。回転なれど鮮度よし。美味。

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五稜郭

五稜郭

タワーに登って。

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ここでも

ここでも

食い気。かにまん。

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朝市で

朝市で

朝から焼きたらば。

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そして、函館といえば

そして函館といえば

この夜景と冷えたビール。まるで、シャンデリア。

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赤れんが倉庫

赤れんが倉庫

夕暮れ。リラックスした雰囲気。いいですねえ!

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市電

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函館観光へ。先ずは港の倉庫街まで市電に乗って。

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はるばるきたぜ

はるばるきたぜ

函館着3時12分。さかまく波のはるか下をくぐりぬけて。

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青森から函館へ

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13時21分青森発スーパー白鳥乗車。青函トンネルを通り北海道上陸。

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二ツ井から青森へ

二ツ井から青森へ

連れのお方のご両親がお見送り。かもしか1号10時42分発乗車。

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絶景かな3

絶景かな3

山の上から八森の海側を見下ろす。緑濃く空気澄む。たぶん近くは熊の住家。

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絶景かな2

絶景かな2

八森の海岸線。五能線が走る。快晴、快風、気持ち良し。

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絶景かな1

絶景かな1

豆畑から白神山地を臨む。360度空、遮るものなし。溜息。

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秋田の夜

秋田の夜

鮎の塩焼きで一杯。たまらんねえ。

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合川着

合川着

3時40分連れのお方の父上が車で迎えにきてくれました。感謝。

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阿仁合にて

阿仁合にて

山の駅。急行待ち合わせ。のどかな夏の風景。

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角館から

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この一両編成のかわいい列車が秋田内陸縦貫鉄道であります。これに乗って合川へと向かいます。

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盛岡着

盛岡着

ここで、こまち13号に乗り換えて角館へ。なぜ最初からこまちに乗ってこなかったかというと盛岡までは、はやてのほうが乗り心地が良いのです。ここで、はやてとこまちはお別れ。

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では行ってきます

では行ってきます

はやて13号9:56にて先ずは東京から盛岡へ。

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脱帽!

 7月も今日でラスト、梅雨も明けいよいよ夏本番ですね。あと二週間でお盆、そしてお店の工事、そのあいだに連れのお方の実家に帰省プラス小旅行と心ははや夏休みに向いております(もちろん仕事もそれまでは手を抜かずちゃんとやります、やります!)。

Akita_map  夏休みに秋田に行く、というのはここでもすでに書いておりますが、昨年初めて訪れた能代大館方面の大自然をまた訪れることができることは僕にとって無上の喜びであります。なんたって熊が普通に生活している山々なんですからどれだけ手付かずの自然かは押して知るべしでして「ある日、森の中♪熊さんに・・・」なんて日常茶飯事なのだろうなあと思っていたところ昨日の朝日新聞にこんな記事を発見いたしました。

熊に遭遇、右フックで撃退 秋田・大館の59歳男性

 ひぇー!場所はまさに連れのお方の実家の近くの大館市だそうで、それにしてもやりますなあ、走ってきた熊に右フック59歳!素晴らしい。僕の店の常連客に元ボクサーのMさんがいますけど、どうよ、熊にパンチ当てるのは。まあ、熊としては人間がいるほうが非日常なんでよほど驚いたと思いますが、都会暮らしプチ田舎育ちの(まあ、葉山も田舎とはいえまだまだ)僕としてはただただ唖然としてしまうお話であります。

 昨年は連れのお方の父上に山に連れて行っていただき案内してもらいましたが、今年も山にいくのかしら。でも森の熊さんにはあまり会いたくないなあ。僕の鍵盤で鍛えた細腕じゃあどうしようもないだろうし。

 さて、実際には「戦うべきか、死んだふりをするべきか、それが問題だ」、どうよMさん。

 

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今年もとってもお得!

 七月も半ばに入り今年も夏の旅行の計画を企てまして、結局昨年同様連れのお方の実家、秋田に向かうことに決定しました。お店は八月十三日(日)から八月二十日(日)まで9日間お休みとなり、その間にリニューアルの工事になるわけですがその途中の十五日から十八日までの4日間、東京を離れ心の洗濯に行ってまいります。

 さて、今回もただ秋田(鷹巣方面)に向かうのではつまらないので列車の旅に決定。東京から角館まで新幹線で、そして角館から実家の在る合川まで秋田内陸縦貫鉄道に乗っていこうと思っております。先月ブログに書きましたがこの路線に一度乗りたいのでして、先ずここを使うという方向で連れのお方を説得。そして合川の実家のあとは、函館に一泊して帰ってこようかと思っております。函館には先ず青森まで特急で向かい、そこからスーパー白鳥という新型特急に乗って向かいます(これがまた楽しみ楽しみ)。帰りはやはりスーパー白鳥で函館から八戸まで。八戸から東京まで新幹線という、すべて陸路での旅となるのですがこれが結構安く収まってしまいます。

 なぜかというと、二人の北東北、函館きっぷ というJRのお得きっぷを使って行くからでして、これは夫婦、カップル(男女限定)で使うと大変割引率が高い切符でありまして4日間どれだけ東京から北東北、函館まで乗り倒しても、48,000円(二人)ぽっきりなのであります。これは凄いきっぷでね、僕らのこの行程(内陸縦貫鉄道を除く)をまともに購入すると二人で48,000円の倍近い金額になってしまうわけで連れのお方の実家が秋田にあって良かった!と思えてしまうほどお得なのです。しかも函館まで行けるのだから使わない手はない、ということで今回は北海道まで足を伸ばすのであります。

 昨年もこのきっぷ使って五能線のリゾートしらかみに乗ったりしたのですが、今年も我ながらなかなかいいプランだと自画自賛。最近,Yさんという列車旅好きのお店のお客様の影響もあり、自分も実は列車旅大好き人間であることを自覚しだしました。やっぱり空飛ぶ鉄の塊なんぞに乗ってするのは旅ではありませんな。今年も楽しみであります。

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突発的プチ飲み旅行

 先週の土曜日の深夜につれのお方と馴染みの寿司屋で飲んでいたのですが、翌日、日曜日になにをしようかと話しているうちに酔った勢いで僕の友人のO氏といっしょに飲みたいということになりました。とはいってもO氏は再来月からまた東京に帰ってくるというらしいのですが、今はまだ浜松に転勤中でありまして、じゃあ日曜の昼にとりあえず浜松に電話してみるかとなったわけであります。そして電話してみると、なんとO氏は横浜にいた!彼は土曜日に釣りに伊豆に行ってそのまま友人の横浜の家に来て泊まっていたとのこと。おおっシンクロニシティだな、とこれ幸い新横浜から帰る前に引き止めとりあえず新宿で待ち合わせることに。彼は月曜朝(といっても昼らしいが)から浜松で仕事があるとのことなので東京で飲むのはちょっと辛いというので、じゃあ真ん中とって熱海で美味い魚で飲もうという企画に決定となったのであります。

 まあ、このO氏とは10数年来の腐れ縁でありましてこういうでたらめで行き当たりばったりの旅や飲み会をずいぶんと一緒にしてきました。あるときは僕が香港駐在から一時帰国したその日にそのまま岩手県にいって、翌日水沢競馬場に行ったとか、土曜の仕事が終わりほとんど寝ずに日曜朝から新潟に夏競馬を打ちに行き、翌日なぜか佐渡に渡っていたとか・・・(競馬ばかりですが)。最近はなかなかこういう機会がなかったのですが、ひさしぶりにお馬鹿プチ旅行となりました。今回は連れのお方も一緒であります。

Rimg0001_17  とりあえず東京駅でビール、缶チュウハイを買ってこだまに乗りましてすっかり遠足気分。約一時間、あっという間に熱海であります。行ってみると日曜の夕方ではありますが、ちょっと寂しい閑散とした雰囲気。一時期の活気のある熱海とはだいぶ違うようであります。今回は温泉にということではないので、駅に近くて安いビジネスホテルにまずチェックイン。そしてあとは熱海の街で飲んだくれようというのでありまして、新幹線の中でガイドブックからチェックした地元で取れた魚を料理してくれるという店に向かいます。

Image0231  これが当たった!まだ開店して1年足らずという綺麗なお店でして、刺し盛りも豪華、みな新鮮で美味かった!ひらめとか、鮑とかね、そりゃあ熱海まで来たかいがあるというもの。そして連れのお方が愛してやまないきんめ鯛を煮付けでもらいまして、この大きさ、そして美味いのなんの。酒が進みひさしぶりのO氏との馬鹿話も盛り上がりいい感じであります。熱海は東京からの近さを考えると今ならけっこうこういう使いかたもいいかもしれません。普通は料理つき温泉宿にいかれる方がほとんどでしょうがこんな熱海の夜も悪くないですなあ。

 そのままいい調子で酒を飲み、じゃあカラオケボックスでもいくかと店を出たのですがいけどもいけどもカラオケボックスは見つからない。それでしょうがなく普通の居酒屋にはいり店員に聞いてみると、カラオケボックスは熱海に2件しかないらしい。ここではまだカラオケはスナックで歌うものなんですかね、まあ若い人はあまり多そうではないしそういうものかもしれません。で、我々はその居酒屋でまた酒を飲み続けぐだぐだになってホテルに戻り、O氏は翌朝はやく浜松に帰っていきました。(お疲れさん)

Rimg0003_1  連れのお方と僕は翌月曜日はちょっとだけ観光をというので熱海ハーブアンドローズガーデンというところにいきましてそこで休憩。ここは観光ホテルで成功した会社が山の斜面に作った広大な庭でして海を見下ろす絶景な場所に薔薇やハーブがいたるところに植えてありました。なかなか目の保養になりましたがかなり蒸し暑かったのも事実。途中にあるティールームでローズアイスクリームとローズティーを。なかなか美しく、良い香が楽しめました。

Rimg0009_8  自然を満喫したら腹がまた減ってきたので熱海の町まで戻ってランチタイム。絶品の干物をだしてくれる店があるというので入ってみるとこちらも大当たり。僕はかますと鯵の干物の定食で連れのお方はまたまたきんめ鯛の味噌漬けを焼いた定食で。これが目の前で焼いてくれるどちらも地元ならではの素晴らしい味。干物は身がふっくらとして、塩加減も上品で美味いったらありゃしない。きんめも分けてもらいましたが実に味わい深い味噌漬けでありまして、この店にランチ食べにくるだけも十分熱海にくる意味がありますです。(写真はきんめの定食)

Rimg0011_3  帰りにお通しで使うために熱海で手作りの練り物屋さんでお土産を。何種類も綺麗に並んでいるので目移りしてしまいます。ここの揚げ物、練り物もいい仕事をしてまして美味しいものでありました。

 ほんといきあたりばったりでふらっと行ってきた割に充実の熱海一泊二日となりまして、もっと熱海湯河原あたりは気軽に行ってもいいですねえ。とにかく美味い魚をリーズナブルにいただけて幸せな2日間でございました。(昨日はちゃんとそのあと仕事もいたしましたです)

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そろそろ乗っておかないと

   今年は2月に大イベントがありましたので、昨年に続き連れのお方の実家にご挨拶がてら夏休みの旅行をしようかと考えております。その連れのお方の実家は秋田県北秋田市というところにありまして、秋田でも青森よりの素晴らしい自然の中にあるのです。

 昨年夏に訪れた際はまず、東北新幹線で東京から八戸まで行き、そこから青森まで特急で。さらに青森からリゾートしらかみという観光列車にのって五能線をとおり能代まで行き、そこに連れのお方の父上に迎えに来てもらうという行程でありました。なぜ、こんな複雑なルートを?とお思いでありましょうが、この列車から風景を見ながら旅をするというのが僕は好きなのであります。まあ、ほんとは秋田北空港まで飛行機で飛べばあっという間に着いて、その空港から連れのお方の実家までは車でわずか10分足らずなのですが僕は飛行機があまり好きじゃないのです。昔は海外出張で嫌というほどしょっちゅう乗っていたのですがそれでも慣れない。でありまして、今年も二人の東北きっぷという割引率のいいJRのプランで行こうと考えているわけです。

Map2006_2  さて、今回の行程で絶対に通りたいのが秋田内陸縦貫鉄道であります。この線は小京都といわれる武家屋敷と桜で有名な角館と大館の手前の鷹巣を結ぶ第三セクターの路線です。山の奥深いところを通るこの線は実に風光明媚な場所を走りこれに乗りながら旅をするというのはなんともわくわくするじゃありませんか。(と連れのお方に言ったら、もう嫌気がするほど乗ったと言われてしまいましたが) 

 途中田沢湖を通り、阿仁というマタギで有名な里を抜け、森吉山を見ながら連れのお方の実家がある合川に、というこの路線は絶対に乗らないと。なぜならこの路線、かなり赤字路線らしくいつなくなってもおかしくないと言われております。その前になんとしてもこれを使って行きたいのであります。

 実際、地方の赤字路線はほんとうに経営は厳しいでしょうし、かなり廃線になっていっている現状早めに行く必要は大いにあります。いくら残したいものでも人が利用しなくなれば無くなるのは定め。あるうちに見て感じておきたい、そう思う今日この頃であります。

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ただいま戻ってきまして終了

 ああ、癒された旅でありました。またすぐにでもいきたいなー。温泉はたまらんです。さあ、これから仕事仕事、がんまりますです。

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網代通過

網代通過

ビュー踊り子号は窓が大きく快適。焼鳥屋夫婦はお疲れの為お休み中。もうすぐ熱海です。

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お帰り

お帰り

稲取駅前のキンメ鯛の前で。

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宴会

宴会

いやあ極楽極楽。海の幸これでもか!

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到着

到着

稲取のおやど。絶景かな。

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行ってきます

行ってきます

本日は祭日のためお休み。実は仲のいい焼鳥屋さん夫婦と一緒に伊豆稲取に行ってきます。ただいまビュー踊り子乗車中。

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マニアック

Rimg0007  「小樽雪あかりの路」の期間中(一週間)だけ走る北海道中央バスのシャトルバス。こんなチョロQ作ってどれだけ売れるのでしょうか。(まあ、僕みたいなやつがいるか)

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2006 214-217総括4

 札幌に着いた日は予想していたのとは違い雪はまったくなく空は晴れ、街を歩いていてもたいして寒くないのでちょっと肩透かし。でも翌日の朝は曇り空でさすがに外は北の冷たさでありました。昨晩の酒がちょっと残っていたのですが大通りの地下街で胃にやさしい青汁を飲んでから小樽へと向かいます。

Rimg0074  あきらかに札幌よりさらに寒い。雪は溶けずに何層にもわたって積もっていることが道路の脇を見ればよくわかります。やはりここは雪国、凍結した道を注意しながらそろそろと観光しました。 僕は小樽は何度も来ていて多分4,5回目なのですがいつ来てもいいですね。街に高い建物がないし、なにかノスタルジックなところと、古きよきモダンと、一言で言えば粋なんですよね。そんなところが大好きなのですが、これは僕が港町横浜に近いところで育ち、どこかそういう匂いを小樽に感じるからなのかもしれません。

 また北一ガラスのお店がいくつも並ぶのを見て歩くのも楽しい。とにかく僕も連れのお方もこういうのを見て歩くのが好きでして、何時間いても飽きないのであります。 昔ながらの佇まいを残す街並み、どこか懐かしさのあるガラス製品の数々、その中に自分を置くのは僕にとって気持ちのいいことこRimg0077 の上なし、ああ、こういうところで暮らすのも悪くないなと思います。街全体が持つ粋さみたいなものと、自分の生活のスタイルが上手くリンクして生きていく、というのが理想なんですがなかなか東京だと難しいですね。無論東京で当たり前のことがこういう場所では当たり前ではないことは解っていますが、少しづつ年をとり人生を折り返してくるとそろそろ必要なことと不必要なこと、有意義なこととどうでもいいこと、便利じゃないけどどうしても心が欲していることと便利だけど捨ててもかまわないと思うこと、分けていかないといけないと思いだしています。「昔の人が虹を見て感動できたのに今の人が感動できないのは、人というのは右手で何かを得ると左手で何かを失っていくからである」と開高健がなにかを引用した文章を書いていましたがまさにそういうことなのでしょう。この小樽には東京には見つからない失ってしまった何かがある、僕が欲している何かがある、そう思いながら街を歩いていたのです。

Rimg0076  とはいえ、食い気は相変わらずでして道端で魚介類を並べて焼いているのが目に留まると釘付けに。ほたて、つぶ、ほっき、蛎、蟹、 それはたまらないものがありますです。思わずつぶ貝を指差し焼いてもらうことに。この曇り空、凍てつく寒さの中、道の端でつつくこのつぶの美味い事!焼いてるおじさんや売り子のおばさんの人懐っこい笑顔もいい!こういうのって何と比べても無上の幸せでありますね。いいよぅ、やっぱ東京の金さえだせばなんでもいいもの食えるという利便性より、小樽の道端のつぶのほうが断然いいです、僕は。

Rimg0082  そうこうするうちにあたりは夕暮れ、この週はちょうど「第八回小樽雪あかりの路」というのをやっていまして運河沿いやそのほかいたるところに雪の小さな灯篭をつくってイルミネーションしておりました。運河に沿って点々と小さなあかりが続いている様子は幻想的で素敵な風景でありました。派手さはないけれどいかにも日本人的な美学というか品のよさですね、こういう感性をもっと大事にしないと。それにしても泣けてくるのはその風景の美しさよりも、その脇で甲高い声をあげて家族やカップルで写真を撮りまくっている香港人の方々。ああ、ここで広東語の洪水にであうとは。「ファイティーツァウラー!(さっさといくわよ!)」と子供の尻引っぱたいてるおかあちゃんやら、三脚立てて人の迷惑関係なしに大家族が(子供3人と妻、爺さんばあさん、多分親戚の親父等)ものすごい好き勝手に全員がなにかをしゃべっている姿を必死に撮影しようとする広東とうさんやら。 実は「白い恋人パーク」の時から入るなと書かれている展示品の脇に女性が座ってにこっと笑っている姿を撮っている人をみて、おっ香港人だぜあれは、なんて連れのお方に冗談で言ったらほんとにそうだったということがあったり、お土産屋の試食コーナーを片っ端から食いまくっている集団がいて、「ホウセックアー!!!(こりゃうみゃー!!)」と大合唱していたのは解っていたのですが。 はぁ、香港の喧騒の中で長く生活した僕にはやっぱり静かに粋を楽しむのは許されないのね、と涙したのであります。

Rimg0094_1   そんなこんなで小樽をあとにしたのは夜8時。札幌に戻ってからは昨晩の繰り返し、というかやはり別の居酒屋さんでかたっぱしから美味いもの食いまくり食い倒れ。そしてやはり昨晩のようにまた彼の店の扉を開けて明け方まで気持ちの良い時間が続き、翌朝(というかそれから数時間後)ふらふらで僕が結婚式よりよっぽど緊張する飛行機にのって北海道をあとにしたのでありました。

おわり

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2006 214-217総括3

 僕も連れのお方も酒呑みの上美味いもの好き。とにかく酒といっしょにやるのが好きなわけでどこかのレストランで食事をしてから、というより呑みながら食べるというのが圧倒的多いですね。たまにはイタリアンとかいきますけれど、そこでも二人でワイン2本空けちゃうので困ったものです。で、北海道でも夜は迷わず、というか結局、居酒屋を選択。やっぱり冬の北海道は酒の肴の宝庫なわけであります。この時期にジンギスカンなんてもったいなくて。

Rimg0058  食い意地のはっている僕らは前述した胃の辛さもなんのその、その冬の宝石たちに出会いにいざ、ススキノの居酒屋に突入。炉端で焼いてくれて、刺身も数々あり、しかもリーズナブルなお店を見つけまして、早速ビールで乾杯。うーん、冬の乾燥したときに飲むビールはなんて美味いのでしょう。湿度の高い夏より僕はだんぜん冬に軍配をあげますね。そのビールとともに最初に頼んだのが塩海胆とホッキ貝の刺身。ミョウバンがぬっていないので海胆の濃厚な甘さが口に広がり幸せ。ホッキはまさに北海道、この鮮度この旨味、味が凝縮させていてこれまたたまらないのであります。

Rimg0059  とうぜん酒も進む筈なのですがこの夜はどうも胃がいまいちで酒がはいっていかない。まあ、これが逆に体力温存(そんな必要があるのか?)になって良かったのですが。 そしてこれもお決まりの厚岸の生蛎。言うまでもなく美味でありましてやっぱり北はいいなー。僕はあまりに暑い国(香港、シンガポール)に若いときにいすぎたので今は体が北に向かってしまうようです(というか年とったということか)。まあそんなことはどうでもよく、美味い酒の肴は北にあり、ということであります。

Rimg0060  東京の居酒屋ででてくる蛸のから揚げとは天と地ほどの差がある、この生蛸のから揚げ。しょうがないといっちゃしょうがないけど、同じ食べ物かしらん。この甘み、このかみ締めたときに口にほとばしる味の濃さ。揚げ方が多少いいかげんだって物の本質がしっかりしているとぶれないわけですよ。これはすべてに言えるよな。いくら化粧でごまかしたってやはり中身がね、しっかりしたものじゃなきゃいけない。地場にいって地のものをいただくというのはそういう本質とはなにか、というのを再認識することなんだー、と相変わらずただ美味いもの食ってるだけのことに理由づけしたくなる僕であります。

 といつもの一人納得しながら飲んでいる横目で連れのお方はバンバン注文。せっかく北海道だからきんきも焼いちゃえ。さっき刺身で食べたホッキも今度は焼いちゃえ。と暴走機関車のごとく食べまくり。あの昼間の胃のつらさはどこへやら。もうこれでもかと冬の味覚を堪能いたしまして、昼から怒涛の胃のスパルタ鍛錬のごとき北海道美味礼賛はこれで終わり、のわけはなく次はススキノの大親友のやっているショットバーへ。このときすでに時計は22時半を回っておりました。

Rimg0067  僕が6年前に香港から帰国してすぐに仕事で住むことになったのが札幌でありまして、南の暑いところからいきなり真冬の北海道2月にほうりこまれまして、これがかなりのショック療法というか長いこと南で弛緩していた僕の身体にぴしっと活が入ったのが北の冬でありました。そのひさしぶりの日本、そして初体験の雪国での僕のオアシスとなったのが今では大親友となった彼のショットバーであります。 初めて入った瞬間から、ああ、この店は僕のためにある店だ、とすぐにわかるそういう空気が充満していた店でした。古いアルテックのスピーカーに真空管のアンプ、そしてターンテーブルにはジョンコルトレーンの古いレコード。カウンターの上に吊られている電球はエジソン球で淡い暖かい光が包んでいる。そして最初の一杯目に頼んだマティーニを口にしたときの頭を殴られたような衝撃。あぁ、僕が長いこと捜し求めていたマティーニはここにあったのか!、ほんとそう、思ったのであります。 その夜から僕はそこに通い続け店主の彼と親交を深めていき、僕が札幌を離れる日まで、そして離れてから今日に至るまでずっと彼とは深い友情で繋がっているのです。僕が札幌を離れる日に彼が店のはいっているビルの下まで見送りに来てくれて涙ぐみながらシグナトリーのアドベックのボトルをくれたことは今も忘れることはできません。

 僕の仕事はわずか5ヶ月でぽしゃり、その時のメランコリックな思いもすべてこのカウンターに染み込んでいる場所でもあります。そしてその場所はいまも変わらずに、なにひとつ、空気のさらに微粒子のひとつひとつまでなにも変わらないのではないかという佇まいでこの日も僕らを待っていてくれました。そのドアを開けたときから時間が止まり、札幌初日の夜がここからさらに深く濃い世界になっていくのでありました。

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2006 214-217総括2

 2月15日水曜日、カシオペアを降りたのは朝9時ちょっと前。この日札幌で泊まるホテルに荷物を置いてからとりあえずコーヒーを飲みながら本日の行動予定を決定。このあと実は実況中継中に報告できなかったことが起きるのであります。僕にとってはこんなことがあるのか・・・ということなのですが。

 せっかく北海道なのだからお昼にスープカレーが食べたいと連れのお方が言いましてならば東京にまだ進出していないで美味しいそしてとびきり辛いお店に行こうということになりました。本屋にある情報誌で調べて札幌市街のとあるお店に。そこでは辛さが5,6段階になっておりまして僕は中辛ぐらいのを、連れのお方は初めてのお店だったので迷っていたのですが僕は一番辛い「限界」という400円増しのを薦めました。というのも今まで東京のスープカレー屋行くところ行くところで一番辛いランクのを食べて平然としている連れのお方、こりゃ迷わずこれでしょ、と普通思いますね。それで注文してでてきたのがこのカレー。

V6010460_edited_1   このカレーで僕は信じられない光景を目の当たりにします。連れのお方が一口スープを飲んだ瞬間、一言「辛い・・・」。えっ、なに?続いて「ありえない・・・」と言ってから絶句。スプーンを持つ手が止まって震えております。目からは涙が。あらー、これはいったいどうしたというのでしょうか。先ほども書きましたが都内のカレー屋にいろいろ行きましたがどこでも店員がびっくりするぐらい劇辛を食べてきたというのに、ついに限界点を越えた世界にぶつかってしまったようです。僕のカレーは普通に食べることできていたのですがそれでも途中からすごい発汗量。なにかここのカレーは違うぞ。これがほんとの香辛料の凄さでありましょうか。連れのお方は4口5口で胃を押さえだし、ギブアップ。お店を出ても道で立ち止まり、これは大変なものを頼んでしまったなーと後悔してもあとの祭り。結局ほうほうの態で大通りまで戻り喫茶店で回復を待つこと1時間あまり。連れのお方は苦痛に顔をゆがめて汗をかいている脇で、僕も冷や汗。結局復活しましたけど実は僕もこのあと一日は胃が重くてシンドイ思いを。これからはむやみに辛いもの頼むのは考えものだわと反省。

Rimg0053  で、気持ちを切り替えて、でもまだ重い胃を引きずるようにして札幌郊外にある「白い恋人パーク」なるところへ。ここはお土産などでも有名な「白い恋人」などをつくっている御菓子屋さんのテーマパークみたいなところ。きっと観光客にみやげ物いっぱい買わせるようなところだろうな、とタカをくくっていたらこれが結構楽しめる場所でありました。たぶんオーナーの収集趣味なんだろうけどヨーロッパの古いチョコレートカップなんかが年代別に綺麗に展示されていて圧巻。チョコレートにまつわる歴史、古いチョコレートの包装紙や看板、それも世界各国のが展示してあるわけです。そして素晴らしく美しいステンドグラスの部屋もあり、なかなか見ごたえがありました。途中でお菓子の「白い恋人」を手作りさせてくれる場所があったり、これもオーナーの趣味だろうと思われる昭和初期のおもちゃが多数(っていってもはんぱじゃない数)展示してあり飽きさせない趣向がいろいろ。思いがけず楽しませていただきました。

Rimg0051_2  館内をまわるうちに胃もだいぶ回復。そしてここを出てからが怒涛の美味礼賛となっていきますがそれは次に書きましょう。

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2006 214-217総括1

 今回はご存知の方も多いと思いますがn婚旅行なのですが、まあそれはそれ、ここでは旅行記として簡単にまとめてみます。

   まず今回の一番の目玉、豪華個室寝台列車カシオペアにつ いて。

Rimg0001_4  これが乗りたかったからこそ半ば強引に決定した企画でありまして、このブログ見ていただいている方には前フリがあったのもご記憶でしょう。急に旅行をしようと思い立ったので実際チケットが取れるかどうかが最大の問題だったのですが、2月の札幌雪祭りが終った次の週ということもあってすんなりとデラックススウィートが予約できてしまいました。つまりこの予約に合わせて今回の旅はスケジュール組んでいったのでありまして、あくまでもカシオペアが重要だったのであります(僕にとってはね・・へへ)

Rimg0019_5  と力説してしまいましたが、こういうのって子供に戻ったみたいでわくわくしまして、どうせ個室寝台乗るならと思いわざわざアスコットタイなぞ締めて黒のカシミアのブレザーを着て乗車。しかもお店においてあるちょっとお高い赤ワインなんぞもオープナーといっしょに持ち込みました。やるなら徹底的に演出して楽しもうという魂胆であります。上野の暗いホームから明るい外に列車はでていくと、日常と非日常が窓の内と外を境に同居しているわけでなんとも不思議な気持ちであります。

 旅はその場に行くことも旅ではありましょうが、本来はそこにたどり着く行程が旅であったはずで江戸時代でも東海道を西へ東へとその行程が物語りになったと思います。それはシルクロードしかり、コロンブスなどの大航海しかり。でも、いつしか時間はどんどん短縮され行程の意味はあまり意識されなくなってしまいました。人が物語を必要としない世の中だからなのかもしれません。

 そんな中、16時間もかけて札幌に行くこの列車は大きな時代錯誤といってもいいのかもしれない。でもその時代錯誤というものはなんて優雅で贅沢で濃密な時間なのでありましょう。僕も含め、21世紀に生きる人間は時間が秒刻みで進行する世界に身体がシンクロしています。1時間半でたどり着ける場所に16時間かけるこの非合理性はこの21世紀の身体を弛緩させてくれて長い悠久の流れの時間に、本来人間のもつ体内時間に戻してくれる、そんな気にすらさせてくれました。

Rimg0048  日々を生きる、でもそれだけじゃ日常に埋没してしまっていろいろなことを見失っていってしまう。だからこそたまにはこういう時代錯誤をしてもう一度本来の自分を、時間の流れを感じ取ってみる、そこからまたいろいろなことが見えてきたような気がします。こういう時間の流れにたまには身をおかないと何か創造していく、発想していくってこととヒューマニズムが切り離されていってしまうのではないのでしょうか。やはり僕はもっとゆったりと流れる時間をどこかに感じて生きていきたいと願うのであります。

 北に向かう列車はギリシャ神話にでてくるその名の王妃のように気高く優雅な時の流れの中を走り、僕はそのなかで気持ちよく酔っていったのであります。

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東京着1435

東京着1435

さあこれから仕事です。ザジ開始、皆様お待ちしてます。

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東京へ帰ります

東京へ帰ります

飽食の旅、これにて終了。今晩から仕事します。うぅ、酒が残ってる。 (千歳空港より)

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また彼の店で

また彼の店で

こんなバーは東京にはない。僕もがんばらねば。ギムレットカンペキ。

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美味いもの三連発!3

美味しいもの三連発!3

これだ!タラバガニの炭火焼き。

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美味いもの三連発!2

美味いもの三連発!2

八角のネギ味噌焼き。

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美味いもの三連発!1

美味いもの三連発!1

札幌に帰ってきてこれぞ北海道というのを。先ずはそいとぶどう海老の刺身。

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でもやっぱり食い気

でもやっぱり食い気

蟹汁、このボリュームでなんと300円。連れのお方ご満悦。

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小樽雪あかりの路

小樽雪あかりの路

たまたま今週やってました。ビューティフル!

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次はケーキ

次はケーキ

小樽の有名な洋菓子店でミルフィーユを。実は僕は大のミルフィーユ好き。

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路上で

路上で

結局食い気。つぶ貝焼いて食べる。美味!

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小樽のカフェにて

小樽のカフェにて

外は雪景色。珈琲の香りとランプの灯。

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1226小樽着

1226小樽着

雪多い。札幌より寒い。

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昨晩の〆は

昨晩の〆は

ススキノにある友人のショットバーにて。彼は僕等のためにロゼのシャンパンを用意して待ってくれていて、一年半ぶりの再会に胸が熱くなりました。そして僕はゴードンアンドマクファイルのグレンリベット15、連れのお方はケイデンヘッヅのアドベック10をいただきました。さすが二人の好みをズバリ。最近こういう味になかなか巡り会えないのです。でも彼はちゃんと見つけて持っているわけであるとこにはあるんですよ、いい酒は。

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北海道ならでは

北海道ならでは

キンキの焼いたもの。絶品!他にもラウスのウニの海水づけやホッキの刺身、生牡蠣など。たまらん!

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白い恋人パーク

白い恋人パーク

ただのお土産屋かと思っていたらチョコレート製造工程まで見れてなかなか面白いです。休憩所にてソフト最中なるものを。これもけっこういける。

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またここに帰ってきた

またここに帰ってきた

キングオブブレンダーズはいつもここにいてホッとするなー。

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0856札幌着

0856札幌着

カシオペアの旅、完了。大満足でした。また乗りたいなー。

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モーニングコーヒー

モーニングコーヒー

0725登別到着間近でルームサービスで新聞とともに。カシオペアの名前入りコーヒーカップ。

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0640

0640

洞爺着。寝台列車の音と振動は気持ちの良い子守歌。しかし連れのお方は逆にあまり眠れなかった模様。

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目が覚めると

目が覚めると

そこは北の玄関、函館駅に。寝ている間に海底トンネル通過。

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そろそろ寝ます

そろそろ寝ます

2315盛岡は雪。寝酒はニッカのTHE BLEND OF NIKKAで。朝は北海道。

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パブタイム

パブタイム

2205一ノ関着。ダイニングカーてまたワインを。さらにミックスピザ。あじはジャンキーでファミレス風。

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仙台着

仙台着

2055、部屋で持ってきてたベルトランアンブロワーズ、ニュイサンジョルジュVVを飲んでます。なぜか車内販売の三陸のほやの乾きものとフランスの99%カカオのチョコをつまみに。そういえば今日はバレンタインデー。

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1915

1915

郡山着。優雅な食事。

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お食事

お食事

ダイニングカーにて。懐石御膳とビールを。只今1840。

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では行ってきます

では行ってきます

定刻に発車。デラックススウィート、カッコイイ!

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カシオペア初乗車

カシオペア初乗車

これから1620上野発札幌行き個室寝台カシオペアに乗ります。いよいよですねー。

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